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(5.6)シカゴ~ロサンジェルス [2003秋シカゴとロサンジェルスの旅]

11/25(水)シカゴ8:00→L.A10:16 UNITED105便


  早朝の便なので、朝ごはんは空港で。かなり厳しい荷物チェックがあり、スーツケースの鍵は閉めてはいけなかったのに、うっかり施錠したまま預けてしまいました。ロサンジェルスに到着して、自分の荷物がターンテーブルに出てきてびっくり!鍵は壊されテープでぐるぐる巻きの姿です。そんなごたごたがありJALの国際線ターミナルですでに到着していたY子さんをお待たせしてしまいました(汗)それに持ち始めたばかりの携帯電話をまだ使いこなせていなくて、2重にご迷惑をおかけしてしまいました。

娘たちの住むバレンシアまではタクシーで向かいました。


ロサンジェルス郊外バレンシア/ HYATT VALENCIA HOTEL 2泊


次女たちの住むアパートは1LDKと狭いので、アパートから車で数分のホテルに宿泊(ここは翌年春披露パーティをしたところ)。夜は4人でホテルのレストランで食事して、いろいろ打ち合わせ。


↓ホテルのロビーで


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11/26(木)


 翌日はお婿さんの上司の家に昼、夜と招かれてご馳走になりました。資本はアメリカの富豪で日本人に経営を任せている会社なので、上司は二人とも日本人なので、気楽で助かりました。中学生や高校生の子供さんたちはすっかりアメリカの生活に馴染んで、のびのび楽しそうです。家族用とお客さん用の2つのリビングルーム、キッチン、家事室と広い家に、青い芝生の広がる庭、ボスの家はプール付きでした。

そうそう、娘の嫁入り道具のために来たのですからと、家具屋に行ったりショッピングも楽しみました。花嫁の母としては一番幸せな時期でした。





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(4)シカゴ [2003秋シカゴとロサンジェルスの旅]

11/24(火)


 今日のオペラは夕方6時からなので、気になるループに乗ってみました。路線図を見てもよくわかりませんのでホテルの近くから乗り、見覚えのある建物の近くで適当に降車。

音はやはり大きく感じました。ビルの合間を縫って走るので、景観が良いわけでもなく、下から見上げたループのほうが面白く見えました。映画やドラマでのループ下のカーチェイスのシーンが印象的だからかも・・・。

 

↓シカゴの街角。あちこちに大きな彫刻が置かれています。下のはカルダーの作品

 

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この日のランチはクラシックな建物がひときわ目立つパーマーハウスホテル内のレストランで。昨日のピザに懲りて、高級志向です。けれども、場所の雰囲気とお値段ばかりがハイクラスでお味は普通・・・あ~美味しいものが食べたい!

 

街の散策と昼食を終えて、ホテルに戻り仮眠・・・なかなか時差ぼけが治りません。

 

♪~ワーグナー『ジークフリート』18:00開演@リリック・オペラ

 

指揮:Andrew Davis  演出:August Everding  

ミーメ:David Cangelosi    ジークフリート:John Treleaven   さすらい人(ヴォータン):James Morris   アルベルヒ:Oleg Bryjak              ファフナー:Raymond Aceto     エルダ:Jill Grove   ブリュンヒルデ:Jane Eaglen 

指輪はまだ『ワルキューレ』だけしか見ていないので、これも初めての実舞台でした。表題役のトレレ―ヴァンはまずまずの出だしでしたが、最後のブリュンヒンデとの愛の場面はちょっとお疲れ気味。イーグレンもなにしろあの体型ですからちょっと動くとハアハアと息切れが聞こえそうでした。二人が愛を確認する40分ほど続くシーンは正直退屈しました。歌手のなかで素晴らしい活躍をみせたのはミーメのカンゲロージです。フシュクールタイプの小柄なテノールですが、屋根に登ったり、床にもぐったり少しもじっとしていません。アクロバットな演技に歌も完璧なのです。無邪気なミーメを装いながら欲望の固まりでもある複雑さを見事に表現していました。久方ぶりに背が寒くなる感覚を味わいました。モリスのヴォータンも良かったです。森の小鳥はピーターパン風の緑の衣装のダンサーが手に白い折鶴を持ってつとめました(歌声は陰で)。この場面は舞台も小鳥の歌も美しく『ジークフリート』でも好きなところです。堪能しました。全体的に音楽も小気味よく、シンプルといっても良いくらいですが、牧歌や動機のパートでは昂揚感に溢れ、めりはりのある響きでした。

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シカゴッ子はおしゃべりです。美術館でも大声で話ながら鑑賞する人が多くびっくりしましたが、オペラでも同じでした....。アメリカ人(またはイリノイ人)の気質なのでしょうか?ヨーロッパの歌劇場にある良い意味での緊張感というものは感じとれませんでした。休憩時には日本のお弁当のような容器に入ったサンドイッチなど(予約しているらしい)受け取って、その辺(階段とかに)座って食べていました。

夜になってからホテルに戻るのは怖いと、なるべく人の後をついて歩いたのですが、皆さんは次々と駐車場に消えていきますので、結局は私一人…ほとんど駆け足でホテルへ。徒歩数分といえアメリカの大都会は慣れないので怖かったです。

参考映像:Wagner『SIEGFRIED』クラシカジャパンの放映で予習。

指揮:バレンボエム 演出:クプファー

ジークフリート:ジークフリート・イェルザレム
ブリュンヒルデ:アン・エヴァンス
さすらい人:ジョン・トムリンソン
ミーメ:グレアム・クラーク
アルベリッヒ:ギュンターフォン・カンネン
ファフナー:フィリップ・カン
エルダ:ビルギッタ・スヴェンデン
森の小鳥:ヒルデ・ライトランド
1992年6&7月、バイロイト祝祭劇場

 


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(3)シカゴ [2003秋シカゴとロサンジェルスの旅]

11/23(日)


 朝食も1階のパブでいただき、用心して昨日より厚着で出かけました。オペラのチケット引き換えと場所を確認するためシカゴ・リリック・オペラの劇場へ。摩天楼とその間を抜けるように走るループに気をとられて


↓道を間違えて、川を渡ってしまってからのリリック・オペラの写真(裏側です)


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予約はインターネットで済ませていました。確認書のコピーと引き換えです。今日の『ファウスト』と明日の『ジーグフリード』の2枚をいただいて安堵。

 

次はシアーズ・タワーの見学に行ったのですが、団体さんが入ったとかで、展望台に上るエレベーターも大分待つというので、休むところもなく諦めました。その案内係のおじさんに近くにおいしいピザの店ある?と聞いて行ってみました。初めてのシカゴ風ピザでしたが・・・大きいというか厚いピザ生地に味もあまり美味しいとは言えない代物で、がっかり。残したのは包んでもらって、夜も嫌々食べるありさま・・・いつものカップ麺などの食品は今回は持ってきていなかったので、仕方ありません。

 

 さて、今日のオペラは初体験のリリック・オペラ。日曜日なので2時からのマチネです。とてもスカートやドレスを着る気にはなれないほどの寒さですから、カシミヤのアンサンブルのセーターにストッキングを2枚重ねて、ウールのパンツというスタイル。赤いレザーの半コートにマフラーをぐるぐる巻きのできうる限りの防寒スタイルでゴー。劇場内もそれほど暖房をきかせているわけでもなく、おしゃれしている人は数えるほどでした。

 

♪~Charles Gounod『Faustファウスト』14:00開演@Lyric Opera of Chicago

 

指揮:Mark Elder 演出:Frank Corsaro 

 

ファウスト:Marcus Haddock   マルグリート:Patricia Racette

メフィストフェレス:Samuel Ramey    ヴァランタン:Philip Torre

シーベル:Lauren Mcneese     マルテ:Judith Christin   ワグナー:Quinn Kelsey

 

 

 表題役のマーカス・ハドックは昨年のグラインドボーンの『カルメン』にホセで

 オッターのカルメンと歌っていたのをNHKのダイジェスト版で観たことがありました。厚みのあるドラマチックな歌の印象が良かったので、期待していました。この日も高音を綺麗にのばし、シカゴデビューを好調に歌っていました。体型はちょっと太りきみですが、動きや演技もまあまあ。

このオペラの生の舞台は初めて、「宝石の歌」「トゥーレの王」の二つのアリアが大好きなので楽しみでしたが、残念ながらラチェットは小綺麗に歌っているなと言う程度で、時差ぼけ気味の頭とハートに響いてきません。

レイミイはさすが、歌も演技も昔ほどの切れはないかもしれませんが、動きが軽やか。3年前のパリで観た『ホフマン』以来でしたが、あの時よりいきいきと悪魔役を歌っていました。(若い夫人に赤ちゃんも出来たとか、お元気でなによりです)

 

演出で目新しかったのはファウスト博士とメフィストフェーレの出会いの一幕目。解剖学室の風景、白い布で包まれた遺体の並んだベットのひとつが悪魔の隠れ場所というわけです。何処から現れるのかなと屋根のほうを見ていたので、ちょっとびっくりでした。文学や哲学の本に埋もれて呻吟するフアウストでないと魂を若さと引き換えに悪魔に売るという心境にならないのでは?解剖学者の設定ではどうも納得できません。なんたって科学者ですから・・・。


↓プログラム(無料)

 

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 シカゴはリッチな銀行家や投資家が多いので、寄付も多額です。それでプログラムには写真入りで紹介されたりしています。それと、今まで上演された『ファウスト』が写真付きで載っています。1979年のクラウスとフレーニ(ロマンチック ペアですって!)とか。

 

 参考映像 :GOUNOD『FAUST』

 

指揮:ポール・エチュアン   演出:ジャン・ルイ・バロー原演出より

 

オーケストラ&合唱:NHK交響楽団&日本プロ合唱団連合

 

ファウスト:アルフレード・クラウス   メフィストフェレス:ニコライギャウロフ

マルガレーテ:レナータ・スコット   ヴァレンティン:ロレンツォ・サッコマーニ

シーベル:ミレーナ・ダルビーヴァ  マルテ:アンナ・ディスタジオ

ワーグナー:パオロ・マッツオッタ

1978年9月NHKホールにて収録 

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参考CD:Charles Gounod『Faust』

指揮:Richad Bonynge    オーケストラ&合唱:London Symphony Orchestra & Ambrosian OperaChorus

ファウスト:Franco Corelli  メフィストフェレス:Nicolai Ghiarov   マルグリート:Joan Sutherland  ヴァレンティン:Robert Massard     シーベル:Margrete Elkins   マルテ:Monica Sinclair   ワーグナー:Raymond Myers

1966.7&8 ロンドンにて収録

 

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