(17)パリ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
7/7(木)
夜はオペラなので、あまり遠くには行けません。私のパリ定番のルーヴル美術館へ。ランチも館内で済ませ、書店で美術系の本を探すのも楽しいところです。
↓ボッティチェリの「レンミ荘の壁画」1480頃 1873年にフィレンツェ郊外のレンミ荘の開廊で発見され、剥離されてルーヴルに売却されたもの。大作なので気に行った部分だけ撮りました。
↓トゥーラの「ピエタ」(リュネット)ロヴェレッラ祭壇画のリュネットの部分。他の部分はロンドンやローマに分散。1474
↓マルコ・ゾッポ「聖母と奏楽の天使」1453~55頃
↓カルロ・クリヴェッリの「シエナの聖人?」の署名部分
↓カルパッチョ「聖ステパノの説教」部分。説教を聞く乙女たちのあどけない表情とヴェールで顔を隠した婦人をアップして撮りました。
↓ヤコポ・バッサーノ?ワインの収穫が描かれた絵画(主題は?)。片隅に試飲する子供の姿が可愛くてアップで撮りました。
↓ポントルモ「聖母子と聖アンナ」1529頃
↓モナリザの周辺は来るたびに混雑度は増すばかり。
今夜のオペラはシャトレ座です。ホテルからはメトロ一号線で2つ目.
♪~プッチーニ『ラ・ロンディーネ La Rondine』19:30開演@パリ・シャトレ座
指揮:Marco Armilliato 演出:Nicolas Joel
マグダ・ドゥ・シヴェリィ:Katie Van Kooten リゼッテ:Annamaria dell'Oste
ルッジェーロ・ラストゥク:Giuseppe Fillanoti プルニエ:Marius Brenciu
ランバルド・フェルナンデス:Alberto Rinaldi ペリショー:Frederic Caton
人気の高いプッチーニのオペラの中では知名度が低く(日本では「つばめ」、ゲオルギューとアラーニャ夫妻が歌い、CD(下記参照)になったことで有名になりました。当然この公演もご夫妻が歌うはず?でしたが、アラーニャの名前はなく当初クレジットされていたゲオルギューも降板。少々がっかりでした。筋書きは単調というか…時代が違うので仕方ないのですが、椿姫の純愛が欠けたドライな恋愛模様(現代的かも)。貞淑な妻になりきれない女の恋愛始末記ともとれるストーリーです。でもそこはプッチーニの抒情的なメロディ―が救いです。第一幕のマグダのアリアが聴きどころです。代役のKootonは背が高く歌もそこそこでしたが、急遽舞台に立ったので仕方ありませんし、ゲオルギューの華やかさにはかないません。フリアノーティはいつもの物足りない感じ。上映時間も短くささっと終わりました。舞台は19世紀末のチャールストン・スタイルのドレスが華やかで、アールデコ装飾も素敵でした。
↓プログラム(小さな燕が飛んでます)
参考CD:Puccini『La Rondeine』 EMI Records 1997
指揮:Antonio Pappano 演奏:Rondon Symphony Orchestra
キャスト/Angela Gheorghiu Roberto Alagna ほか
Patrizia ciofiがBianca/Gabriella 役で参加しています。
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