(12-2)ヴェローナ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
~続きです。
さてカステルヴェッキオを後にてくてく、真夏の西日を受けながら歩きサン・ゼノへ。地図の通りに川に沿った道を歩いたのですが、途中で迷って、
↓教会の裏の道に入ったので、すぐそこに見えても・・・
結局ぐるっと一周してようやく到達。噴き出る汗・・・。
☆サン・ゼノ・マッジョーレ教会San Zeno Magiore
↓正面
イタリア・ロマネスク建築の傑作と言われ、ヴェローナでもアリーナと並んで素晴らしい見どころとなっています。
↓ファサード中央の柱廊式玄関
以前扉口を飾っていたブロンズの扉(ニコロの浮彫1138年)は内部の扉裏側に保存されています。
↓旧約聖書のヘロデ王の場面(洗礼者ヨハネの首)。サロメの宙返りダンスとしても知られています。
パネルは24枚ありますが見学者も多く、じっくり見られませんでした。
↓内部は三廊式。
↓クリプト
クリプトの上は内陣になっていて、主祭壇にマンテーニャのパドヴァ時代の祭壇画(1455-59)が飾られています。18世紀末にナポレオン軍によってフランスに持ち去られましたが、1815年に返還されました。ただプレデッラだけはそのままフランスに残されています。そのうちの一枚はルーヴル美術館にあります。プレデッラといえども大作(67×93)で驚いた記憶があります。
↓マンテーニャ「サン・ゼーノ祭壇画」カメラ禁止でしたのでNET から拝借。
中央:玉座の聖母子と9人の天使/220×115
左右:聖人たち/それぞれ220×115
↓回廊(12~14世紀)
広い敷地に聳える二本の鐘楼はそれぞれ11世紀~12世紀のもの(写真)と13世紀~14世紀(改修中)のもの。
↓Google earthから
バス停も近かったのですが、経験からあまり時刻表は当てにならないので、徒歩でなるべく静かな路地をたどりホテルに戻りました。
↓途中の民家に青いリボンの飾り。男子が誕生したというお知らせ「生誕のリボン」さすがロミ・ジュリの町
今夜のアレーナのオペラは9時開演なので、7時ころまで仮眠ができました。夕食はアレーナのブラ広場に並んでいるブッフェ形式のレストランで前菜をあれこれいただくとおなかがいっぱいになりました。
♪~ポンキエッリ『ラ・ジョコンダLa Gioconda』21:00開演@Arena di Verona
指揮:Donato Renzetti? ? 演出:Pier Luigi Pizzi
出演者:Andrea Gruber,Marco Berti ,Alberto Mastromarino , Carlo Colombara他
演目の名前とあらすじだけで、予習もなくぶっつけ本番でしたが、古代の闘技場が舞台にふさわしい大きなスケールで進行。イタリアオペラの良さが存分に発揮されたオーソドックスな舞台でした。この公演は評判が良かったので、後日DVDになっています。ジョコンダのアリア「自殺」と劇中のダンス音楽「時の踊り」は特に有名ですね。
↓リーフレットから
この日は暑さと疲れで泥のように眠りました。明日はイタリアからドイツまで列車移動します~。
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