(13)ザルツブルク [2003夏南仏とザルツブルクの旅]
6年前のザルツブルグはツアーでしたが、今回はチケットの手配を含めて、すべて自力。これに味をしめて4年連続ザルツに出かけることに・・・。
♪~オッフェンバック『ホフマン物語』19:30開演@ザルツベルク祝祭大劇場
指揮:ケント・ナガノ 演出:ダーヴィット・マックヴィガー
ホフマン:ニール・シコフ ラ・ミューズ/二クラウス:アンジェリカ・キルヒシュラーガー リンドルフ/コッペリウス/ドクター・ミラクル/ダペルトゥットの4役:ルッジェロ・ライモンディ アンドレス/コシュニーユ/ピティキナッチョ/フランツの4役:ジェフリー・フランシス オリンピア:ルビカ・ヴァルギコヴァ アントニア:クラッシミラ・ストヤノーヴァ ジュリエッタ:ワルトラウト・マイヤー
ステラ:ウルスラ・プフィッツナー クレスペル:クルト・リドル
オーケストラ&コーラス/ウィーンフィル&ウィーン国立歌劇場合唱団
舞台はフリードリッヒの絵画に描かれるような大木にヴァイオリンなどがぶら下がっていて、深みのある色彩がほーっと溜息が出るように美しい。 |
主人公のホフマンはアル中?薬中?芸術と現実のうつつに彷徨する青年。舞台の片隅で、下のプログラムの写真のように鬱々状態。ニール・シコフはあまり調子が良くないようでしたが、何度もこの役を歌っているので、それなりに安心して聴けました。ただし、好みの歌い方ではありませんが。。。
↓ジュリエッタのマイヤー(プロマイド)
反してライモンディは不調。後からの情報では病後だったらしいのです。前年チューリッヒで聴いたオテロのイヤーゴの時は快調でしたから、少々残念。またプロローグの酒場の場面で、ナタナエルの役でジョン・健・ヌッツオが出演。頑張っていましたし、将来の活躍が期待されていました。 後ろの席のおじさまに「ベルトがビューティフルだね」と言われて「えっ? 帯のことでした」 ↓この時の公演はCDかDVDになっているのか、調べてましたら、NETに音源だけ見つけました。 |
https://www.mixcloud.com/Jungfer_Marianne_Leizmetzerin/offenbach-les-contes-dhoffmann-shicoff-vargicov%C3%A1-stoyanova-meier-nagano-salzburg-2003/
参考映像:オッフェンバック(1819-1880) <ホフマン物語>
2000.8道新教室にて
ホフマン:マーカス・ハドック ニクラウス:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
オランピア:ナタリー・デッセイ
ジュリエッタ:ベアトリス・ユリア モンゾン(ソプラノ)
アントニア:レオンティーナ・ヴァドゥヴァ
リンドルフ/コペリウス/ダペルトゥット/ミラクルの4役:ジョゼ・ファン・ダム
アンドレス/コシュニーユ/ピティキナッチョ/フランツの4役:ジャンポール・
フーシュクール ミューズ:カトリーヌ・デューヌ
トゥールーズ・キャピトル劇場管弦楽団
合唱:トゥールーズ・キャピトル劇場合唱団、アビニヨン歌劇場合唱団、
(12)ザルツブルク [2003夏南仏とザルツブルクの旅]
その広場に大きな張りぼて人形が置かれていたのですが、卑猥だというので不評。私の滞在中に取り去られたという事件もありました。
大好きなチェロのマスターのお髭のおじさまも、この日とウィーンフィルのコンサートが最後の演奏になった模様。多分定年になられたようです。彼がオーケストラボックスに姿を現わしたとき、拍手がおきましたから、予感はしていましたが・・・。
第4幕の冒頭に演奏されたチェロの調べは一生忘れられないでしょう。精魂こめて弾かれていたように、王の孤独とともに普遍的な人間の孤独・・・伝わりました。胸がいっぱいになりました。
レストルームでお会いした日本人の方にも着物を褒められて気分良~く、少し涼しくなった街をホテルへ帰りました。