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(10)ウェリントン [2005冬オセアニアの船旅]

10日目/


 熱もすっかり下がり、顔の腫れもかなり良くなりました。ウエリントンの観光は午後からなので、ランチを船で済ませてから参加しました。写真を撮ったものの建物の名前が分からないものもあります。ウエリントンはニュージーランドの首都。北島の南端に位置しています。


↓ウエリントンの眺望(MOUNT VICTORIA LOOKOUT)

 ハーバーの近くにラグビー場が見えます。

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↓ウエリントンの街並み

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↓ケーブルカー

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↓タウンホール


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↓ビーハイブ(連邦政府庁舎)


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☆ニュージーランド国立博物館 テ・パパ・トンガレワ(テ・パパはマオリ語で「私たちの場所」)

↓入り口ロビーの巨大な彫刻 マオリの人々の暮らした家や彫刻などを見学しました。

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北海道のアイヌ文化に似た木の彫刻などがあり、遠い祖先のどこかで繋がっていたのかも・・・。

↓ビルにすると10階くらい?船に戻りました。

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(9)クライストチャーチ [2005冬オセアニアの船旅]

8日目/

 風邪薬はほとんど効き目なく眠られないままに朝になりました。クライストチャーチの観光には行かれそうもなく、添乗員さんに連絡しました。半日観光なので、添乗員さんが戻ってから医務室に連れて行ってもらうことになりました。朝鏡を見てびっくり鼻から下が腫れて、まるで「あひる」!!


↓ツアーの人たち(夫も)が、バスでクライストチャーチ観光に出発しました。

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↓クライストチャーチに近い港(Lyttelton)の埠頭には大量の材木が積まれていました。

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午前中はゆっくり眠れたので、体調は良くなったのですが、顔の腫れているのは治りません。

やはり念のためと医務室に行きました。年配のドクターが私の顔を見るなり、添乗員さんに「早く連れて来なければ駄目だよ。風邪のウィルスが頭に回ることもあるのだから」と。そして太い注射を腿に一本・・・抗生物質のお薬も処方、また高熱や息苦しくなったら夜中でも、連絡してとのことでした。幸いその夜は熱も収まり、苦しさもなく良く眠れました。ツアーの方たちにうつすのではないかと心配でしたが、幸い私だけで終わりホッとしました。船内の医務室には簡単な外科手術(虫垂炎など)もできるようになっていました。


ということで、クライストチャーチの記事はありません。





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(8)ダニーデン [2005冬オセアニアの船旅]

7日目/

 ニュージーランドの南端を周りオタゴ半島のダニーデンの港に到着。ここも半日観光でした。南島の東側に位置するダニーデンは19世紀の中頃スコットランドからの移民によって開拓された町です。スコットランド風の街並みですが歴史が浅く(北海道も同じく)、魅力は矢張り大自然なのですが、船旅のツアーなので遠くには行けません。結局は市内観光で終わりました。


↓港町の長い坂道はギネスブックにも載っているそうです。両側には民家が建つだけで、ここが観光名所?と思いますが、まあ折角連れて来てくれたので…と散策。


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↓ダニーデンの駅はノスタルジックな趣があり、汽車が着たら乗ってしまいそう〜


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↓丘の上のボタニック・ガーデンにはロープウェイで


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↓広い園内はリース川も流れて。


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↓オタゴ半島ダニーデンの眺望


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↓オタゴ大学(ニュージーランドで一番古い)

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↓オタゴで一番古い教会First Church of Otago

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 ↓夕刻出航の時、スコットランド風のお別れセレモニーで見送ってくれました。

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 私は風邪気味だったのですが、食欲がなくなり、夜になって発熱。昨日から潮風が冷たく感じていたのですが・・・。


タグ:ダニーデン
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(7)~フィヨルドランド国立公園)(ミルフォードサウンド) [2005冬オセアニアの船旅]

6日目/


 早朝にニュージーランドのフィヨルドランド国立公園に近づきました。ミルフォードサウンドはその中でも奥深いところに位置しています。霧雨の降る一日を客船はフィヨルドを往復しました。


↓アナウンスがありデッキに人が集まってきました

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↓ミルフォードサウンドの入り江(部屋のベランダから)


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太陽が出ませんので、夏というのに寒い一日でした。でも札幌の娘からmailがあり、記録的な大雪が降ったとのこと。まだまだ帰らずに、3食昼寝カジノ付きで遊んでいたいものです~。


↓バルコニーからの室内

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夕刻にはダニーデンに向かいました。


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(5.6)ホバート~ [2005冬オセアニアの船旅]

5日目&6日目


 ホバートを夕刻出航したサファイア・プリンセス号は2日間にわたって「タスマン海」をニュージーランドに向けて航海しました。天候が悪かったこともあり夜はかなり揺れました。長崎で新造したばかりの客船でも大海の上では木の葉みたいなもの?かなづち夫婦は「怖いね~」と、気が小さいのは似たもの夫婦。


 朝のフィットネスセンターでのエアロビクスでは日頃から太めを気にする私でしたが、欧米人の肥満を目のあたりにすると、自分がスマートに思えるほど。なにしろマットに寝て行う準備運動で、隣にいた女性は起き上がれなくなって…待機?中のご主人が起こしにきていました。そういう肥満体型のかたたちが目に付きました。それも船旅の特徴?シニア層はもちろん大多数です。中国人は小さな子供を連れた三世代の人たちも乗船していて、賑やかで目立ちます。


船内見学ツアーに参加。操舵室や調理室・図書室・OA室・劇場などを見て回りました。

毎日の日課はカンパンでの散歩やジョッキング(1周すると1K弱くらい)


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毎日の日課に含まれるのはカジノのスロットマシーンとビンゴゲームです。ビンゴゲームは司会者の軽妙な進行が楽しくて、毎日通いました。当たるとクルーズ旅行も!空くじばかりでしたが・・・。cashは持たずに胸にぶら下げたカードで、チェック。下船時にクレジットカード決済されます。


映画も観に行きました。タイトルは忘れましたがウィブルドンで優勝したイギリスのテニス選手の伝記ものでしたが、日本語の字幕はないので、ちょっと込み入った話になると?


旅行代金に食事代は含まれていますが、イタリアレストランの「サバティーニ」は別料金です。この夜は6人の希望者で夕食をご一緒しました。

↓前菜にオーダーした手長エビ

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2日間も海の上で飽きるかと思ったのですが、日中船室にいるときはお昼寝タイムだけで、あちこち忙しく遊んで過ごしました。


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(4)メルボルン〜ホバート [2005冬オセアニアの船旅]

4日目/

 出発前、 このツアーで楽しみだったのがタスマニア島です。メルボルンでは観光は半日だけでしたので、当然物足りなく、タスマニア島では1日観光なので期待しつつホバートに上陸しました。


 朝一番で向かったのはホバート郊外のボノロン・ワイルドライフパークス(自然保護区)です。タスマニア島の動物たちを保護しているところなので、象やキリンなどの大型の動物はいません。そのせいもあってのんびりしたところです。ワラビー、、ウオンバット、タスマニアデビルなど。

↓孤児のウオンバットにミルクをあげる係の女性

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↓じーっとうずくまったままのオーストラリアがまぐちヨタカ.(檻に入れなくても逃げません)


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↓子型の犬くらいの大きさのタスマニアデビルは鳴くと口の中が真っ赤。噛みつくので係員は固いブーツを履いていました。絶滅を危惧されています。写真は失敗したので、NETから拝借

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全部見る暇もなくここは1時間ほどで見学終了。夫も私もがっかりでしたが、午前中に軽いハイキングもするので時間がありません。


 ツアーのバスはホバートから西へ60Kほど走りマウントフィールド国立公園へ。公園入口のビジターセンターから川に沿った熱帯雨林の小道をラッセルフォールズ滝まで往復5Kのハイキングです。

見上げるほど高い樹木の生い茂る巨大な公園です。ここのトレッキングコースは何泊もするヘビーなものまでいくつもあるとのことでした。夫は心臓に人工弁が入っていますので、やはり他の方たちとは同じペースで歩けません。途中で滝を見て戻ってきた方たちと合流して帰りました。写真を撮る暇もなく残念でした。ゆっくり自分たちのペースで歩きたかった・・・。


 遅くなった昼食はホバートに戻る途中の街道沿いの小さなレストランで。イギリスの田舎風のインの雰囲気で食事も美味。この時の食事以外は船の食事だったので、余計に美味しく感じたのかも・・・。ホバートで簡単な市内観光のあと船に戻りました。


↓この日はバレンタインデー。船の中央ロビーは♡のディスプレイ

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↓これからお食事に行くところ。バレンタインに合せて?ピンクのブラウスです。

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食後はロマンチックにダンスといいたいところですが、夫婦でカジノやゲームで遊ぶことが日課になって、当然おこずかいが足りなくなってきました。

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(3)シドニー~メルボルン [2005冬オセアニアの船旅]

2日目/

 昨夜シドニーを出航した客船は南下してオーストラリア第二の都市メルボルンに入港しました。朝食はブッフェスタイルで、ご飯や味噌汁などの和食も揃っています。自分の都合の良い時間なので、フィットネスルームに行ってエアロビクスをして、シャワーを浴びてから朝食をとりました。待ちわびた夫が必ず「お腹空いた〜」と言って待っていました。甲板にもテーブル席がありましたが、夏とはいえ結構肌寒いので、ほとんど室内でいただきました。


毎日いろいろな船内プログラムがあり、市内観光以外は退屈しないように工夫されています。食事の時以外はお小遣いを決めて、それぞれ自由に遊ぶことにしました。

ランチはプールサイドでいろいろなサンドイッチやバーガーなど食べることが多く、生絞りのオレンジジュースは毎日飲みました。

↓メルボルンでは半日市内観光。まずはセント パトリック大聖堂へ。

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↓国会議事堂?

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↓フィッツロイ ガーデンズの温室

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↓フクシアの花が見事に咲いてました。


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↓同じ公園にはキャプテン クックの家


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↓夕食のとき


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タグ:メルボルン
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(1.2)札幌〜シドニー [2005冬オセアニアの船旅]

 1.2日目/

 北海道の厳しい冬を逃れて、夫婦で船旅をすることになりました。海外旅行に夫婦で出かけるのは初めてです。昨春一軒家からマンションに転居して雪かきの心配もなくなり、愛犬も転居寸前に亡くなり…その他もろもろあって身軽になりました。この旅も旧HPにアップしていたのですが、手違いで消えてしまいました。ツアーを利用した旅行会社からの資料も紛失し、写真だけですが、3年前に亡くなった夫との楽しかった旅の記憶をたどりながら、想い出に浸ります。

↓MAP



 これから出かけるオセアニアは南半球なので夏ですが、北海道は真冬なので完全防寒スタイルです。でも便利なことに成田空港にコート預かり所があり、そこで防寒スタイルとはお別れ。しかも添乗員さん(若い女性)が付き添いお世話してくださいます。ツアー専用の待合室で参加者15人が顔合わせ。北海道からの参加者が多く、道産子弁丸出し…気楽でした。飛行機は出発がメカトラブルで1時間遅れましたが、無事赤道を超えて、翌日午前中にはシドニーに到着できました。再訪(15年ぶり!)のシドニーです。

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簡単な市内観光の後は私たちの乗船する「サファイヤ・プリンセス号」を眺めながら、ハーバーで中華のランチ。午後からいよいよ乗船が始まり、パスポート・コントロールは行列でしたので、ほぼ満員だったと思います。


↓サファイア・プリンセス号(2004年竣工)

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↓船室はバルコニー付きのツイン・ルーム。バルコニーからオペラハウスの眺め。

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シャワーのみの部屋ですが。大きなクローゼットが付いています。持ち込んだ服は全部収納できました。

夜暗くなってから、オペラハウスのきらびやかな灯り(この日公演があったようです)と手を振る人々に送られて出航しました。


夕食は2部制になっていて、日本人は6時半?早い時間からでした。2つの丸いテーブルに分かれて、時々メンバーを変えながらの食事も楽しかったです。アルコール類は自己負担なのですが、ワインのボトルを入れると翌日のテーブルに持ってきてくれるので、どんどん飲みました。


↓初めてのディナーはお洒落をして

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↓前菜のメキシコ料理


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(13&14.15)フィレンツエ(フィエーゾレ)&帰国 [2004秋ブリュッセルからフィレンツエへの旅]

10/26(火)

 今日はフィレンツエの最後の日なので、皆の初訪問でY子さんおすすめのフィエーゾレに行きました。フィレンツエからも近く丘の上の古くからの町(エトルリア人も住んでいた)です。ローマ時代の遺跡(テアトロ)などの考古学エリアを歩きました。写真は友人たちにお任せで、ほとんど残っていません。

↓散策途中の風景

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町の中心にドゥオーモがあり、11世紀にロマネスク様式で建てられたものですが、改築された部分も多く、あまり熱心に見学しなかったのは、今思えば残念な気がします。見晴らしの良いレストランでランチの後、バスで

フィレンツエに戻りました。

↓フィレンツエのロマネスクといえばここ!サン・ミニアート・アル・モンテ教会です。2001年夏に兄夫婦と訪れた懐かしい場所です。

ヴェッキオ橋から見える小高い丘の上建っています。フィレンツェ市街の車や人の喧噪からこの緑の丘へ来ると、ぐんと空気が綺麗になり深呼吸~。

階段を登ると教会の美しい大理石のファサードが見えてきます。


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↓白と濃い緑の大理石で飾られたファサードは華麗です。この地方には2000年の歴史のある大理石産業があるので、白や緑、薄茶などの大理石で造られた教会も多かったのでしょうか?。フィレンツェで購入したこの地方のロマネスク教会の本によると、ファサード部分に同様な模様のみられるのは、エンポリのサンタンドレア教会とバディア・フィエゾラーナの2建築のみ。内部の説教壇などに使用されることが多かったようです。

創建は1113世紀、ファサードには一部13世紀のモザイク(窓の上)もあります。内部はイタリアに多く見られる木の天井、クリプトの上に造られた後陣は見上げるほどの高さです。デッラ・ロッピアやガッティの作品で飾られ、床や柵などにはふんだんに大理石を使用、芸術の都にふさわしい豪華なロマネスクです。

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広場からの眺めはドゥオーモの見える市街のほか、丘の中腹に点在する糸杉に囲まれた館群の景色も素晴らしいです。

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街に戻り、ヴェッキオ橋を渡ったところにあるサンタ・フェリチータ教会へ。私は再訪でしたが、礼拝室のポントルモのフレスコ画は何度見ても感動の極みです。

夕食はY子さんの行きつけのレストラン(カルミネ教会の近く)で。フィレンツエに来た記念はやはりBistecca alla Fiorentina (Tボーンステーキ)!美味しかったです。まだ観光したいところもありましたが、再訪を願って最後の夜は賑やかに更けました。


10/27(水)フィレンツエ14;14→ミラノ中央駅17:00....ミラノマルペンサ空港21:20→

 出発前にホテルに近いSanta Apollonia修道院の食堂に飾られたカスターニョのフレスコ画「最後の晩餐」などを鑑賞。午前中だったせいかツアー客で結構な混雑でした。


フィレンツエの駅でお世話になったY子さんとお別れしました。語学研修でいろいろ大変な時に日本から押しかけていってお世話をおかけしました。本当にありがとうございました。日本に帰ってきたらまたオペラ鑑賞会で一緒に楽しみましょう~♪あと半年で再会できますが、駅のホームでの別れって淋しいものです。


10/28(木)→成田16:05/18:25→千歳20:00

 飛行機を乗り継いで、夜10時過ぎに無事我が家に舞い戻りました。春のLAでの次女の結婚式から始まった2004年は新居に引っ越し、夏の旅行、今回の旅行と大忙しでした。さて来年は何といっても初孫が楽しみです。遠方のお産扱い頑張ります!ご褒美旅も・・・楽しみに(終)

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(12)フィレンツエ(ピサ) [2004秋ブリュッセルからフィレンツエへの旅]

10/25(月)フィレンツエ9:25→ピサ10:30/16:28→フィレンツエ17:50


 この日は単独行動でピサへ行ってきました。ツアーで1991年に訪れて以来ですから13年ぶりです。駅前の(i)で地図をもらって歩き始めました。目的のいくつかのロマネスク教会のうち、最も駅に近いこのサン・パオロ・ア・リ―パ・ダルノS.Paolo .a.Ripa d‘Arno教会は駅から十数分です。下町ですが住宅や幼稚園が並ぶのんびりした一画にあります。同名の大きな広場にピサ・ロマネスク様式のファサードの美しい教会が建っています。


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↓クレーンが見えましたので修復中?縞模様の大理石が美しい

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 残念なことにキューゾでした。内部の柱頭彫刻や円柱列が見事と聞いていましたので、見られなくてがっかりでした。

↓装飾モチーフの使われた側面


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↓後背部にまわってみましたら、荒れた雑草の茂る敷地に八角形のサンタガタ礼拝堂が建っています。

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 S.Paolo .a.Ripa d‘Arno教会の裏からアルノ川沿いの道を歩いていきますと、車の多い通りに身を潜めるように可憐な姿のS.Maria.della.Spina教会が見えてきます。写真でおわかりのようにロマネスク=ゴシック様式の小さな教会です。

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もとはアルノ川の岸辺に近いところに建つ祈祷堂だったのですが、14世紀に拡張されました。川の水から保護するために19世紀になってからより高い位置に解体、移築されました。記憶に新しいアルノの大氾濫を切り抜けることができたのは先見の明があったということでしょう。
名前の由来はキリストの冠と信じられている一本の茨(スピーナ)を収めていたことからつけられました。そのスピーナのある壁龕を見たかったのですが扉は硬く閉まっていました。観光客も次々とこのチャーミングな教会を訪れるのですが、皆がっかり。

S.Maria.della.Spina教会の手前に橋あり、そこを渡って大きな道をほぼ直線に1キロほど歩いて行きますと、突き当りがDUOMOの広場です。広場は観光客で混雑していました。中国、台湾、韓国、日本とアジア人が多いのはピサの斜塔人気でしょうか。ドゥオーモ&洗礼堂にカンポサント、ドゥオーモ付属博物館、シノピア美術館の5箇所共通チケットを購入。斜塔のチケットは特別扱いで、とても高くてびっくり。外から眺めるだけにしました。1991年にツアーで来たことがあったのですが、あの時は修復中だったので登れませんでした。登ってみるべきでしたが、まだ見学するところがあるので自重。

そして斜塔の傍のドゥオーモ付属博物館に入館。ドゥオーモのファサードを飾っていたオリジナルの彫刻が収められていて見ごたえがありました(撮影禁止)。

付属博物館の外回廊から見た斜塔

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ドゥオーモと洗礼堂の間の奥の建物がカンポ・サントです。建物は1277年に着工されたものですが、第二次大戦の戦火で焼け落ち、復旧作業中に重要なフレスコ画のシノピエ(下絵)が発見されました。現在はシノピエ美術館に展示されています。由緒ある古代ローマ時代からの石棺が並ぶ墓所ですが、奥にあるフレスコ画が目的なので、どんどん進みました。展示室には死の勝利と呼ばれる画家や、タッデオ・ガッデイの作品など多数、見ごたえがありスケールの大きさにも驚きました。ここまで来る観光客は皆無で、静かな環境もまた印象的でした。

大聖堂はや洗礼堂も見学。ここは何度でも訪れたいところですが、いかんせん観光客が多すぎ、賑やか過ぎです。(2018.に再々訪しています)。

ドゥオーモ内部のジョバンニ・ピサーノの 説教壇(部分)だけ撮りました

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シノピエ(下絵)美術館もすぐ近くにあり、寄ってみました。先程カンポサントで鑑賞した「死の勝利の画家」のフレスコ画の準備段階のデッサン(赤色の下絵)を観ることができました。

ここまでくるとさすがに空腹と疲労でよれよれです。遅くなったランチは広場に近いレストランで。海の幸のグリルが美味でした。隣席が幼い女の子ふたりを連れた若い日本人のご夫婦。赴任先のドイツのデュセルドルフから車でこられたとのこと。娘たちと同じ年頃の奥さんとお話、久しぶりに沢山日本語を話せたと喜んでくださいました。外国での出産や子育てのお話・・・米国に住み只今妊娠中の次女を想いながら、汽車に乗り夕暮れのフィレンツェに戻りました。

 


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