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2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク ブログトップ
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(15.16)ザルツブルク~札幌 [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/31(日)

 6泊したザルツブルクともお別れです。ホテルは立地条件も良く、部屋も狭いながらバスタブもつき、閑静なのが気に入りました。音楽祭もとても充実していました。また来年も絶対!来る~と決意しつつ山々に囲まれたザルツの街にグッバイ(^^♪


ザルツブルク11:50→ウィーン12:45/14:55→チューリヒ16:25→17:50→


9/1(水)

成田12:30....羽田16:00→千歳17:30


 我が家には7時過ぎに無事到着しました。家人も至って元気で、次女の妊娠の話で盛り上がりました。

さて翌朝のことです。朝刊の週刊誌の見出し広告を見て、眼が点!!北海道に甲子園の優勝旗が渡ったあ~。

旅に出る前に駒大苫小牧は1回戦で辛うじて勝ったけど、あとは全く期待していなかったのです。夫と長女はプロ野球を含めての大ファンなのに、どうして私にまでそのニュースが届かなかったのか不思議です。

2004年の夏は思いがけない嬉しいニュースに彩られて、忘れられない夏になりました。


 古い旅日記ですが、資料の整理を兼ねてUPしました。記憶が年々あやふやになってきています。(終)


「てるてる坊主のオペラと美術の旅2」アクセス数 今日: 29 / 累計: 132,489 

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(14)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/30(月)


 ザルツブルクも最終日になりました。夜はベルリンフィルを聴いて明日は帰国します。


♪~『ベルリンフィル演奏会1st CONCERT』@祝祭大劇場 20:00開演

指揮:サイモン・ラトル 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団


プログラムはドビッシーとメシアン


CLAUDE DEBUSSY La Mer – Trois esquisses symphoniques

OLIVIER MESSIAEN Éclairs sur l´Au-Delá ...

 メシアンの曲はあまりなじみがなかったのですが、秋にパリでオペラの聖フランソワを聴く予定もありましたので、贅沢ながらメシアンの最後の大作をラトルの指揮で。初めは苦手な現代音楽ですしと構えていたのですが、自然に引き込まれていきました。11曲約1時間の演奏でした。

日本語では「彼方の閃光」というタイトルです。

1. 栄光あるキリストの出現
 2. 射手座
 3. コトドリと結婚の街
4. 封印された選ばれし者
 5. 愛にとどまる
6. 7つのトランペットと7人の天使
 7. そして神はことごとく涙をぬぐい去ってくださる
 8. 星々と栄光
9. 生命の樹にやどる鳥たちの喜び
10. 神の道
11. キリスト、楽園の光
参考CD:メシアン『彼方の閃光』
指揮:サイモン・ラトル 
演奏:ベルリンフィル管弦楽団
2004.8.25録音
ザルツブルク公演の直前に録音したもの。
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(13)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/29(日)

 ♪~「モーツアルト・マチネⅥ」@モーツアルテム 11:00開演

指揮:イヴォール・ボルトン 独唱:ディアナ・ダムラウ


モーツアルト Overture to the Comedy with Music Der Schauspieldirektor, K. 486

ハイドンのシンフォニーMH478

モーツアルト Quartet for piano, violin, viola and cello in G minor, K. 478、 

Vorrei spiegarvi, oh Dio – Arie für Sopran und Orchester KV 418

"Voi avete un cor fedele" Aria for Soprano and Orchestra, KV 217

Symphony in E flat major, KV 543

 この演奏会はザルツブルクに着いてから現地のチケット屋で購入しました。ザルツブルクのモーツアルテムは今回が初めてです。ダムラウもこの時初めて聴きましたが、素晴らしい!!すでにかなり人気があって、チケットもほぼ完売していて残り少なく、手に入ったのはラッキーでした。そのうちoperaで聴くことができると思いましたが、この後初めてのダムラウは2006.8ですから2年後のことです。ここザルツの「魔笛」の夜の女王役でした。

↓プログラム

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ランチは中華料理店で餃子とビールそして夜のオペラのためのすやすやお昼寝タイム。


♪~モーツアルト『COSI FAN TUTTEコシ・ファン・トゥッテ』@祝祭大劇場 19:00開演

指揮:フィリップ・ジョーダン  演出:エルンスト・ハーマン夫妻


フィオルディリージ:タマ―ル・イヴリ  ドラベラ:エレーナ・ガランチャ 

ディスピーナ:ヘレン・ドナート  フェルランド:Saimir Pirgu

グイエルモ:Nicola Ulivieri ドン・アルフォンソ:トーマス・アレン



 舞台はシンプルですが、照明が美しく、背景の海や森の情景が青春の甘さとほろ苦さを余韻に残し、演出もモーツアルトの極上の音楽の邪魔をしません。モーツアルトの皮肉な娯楽的な楽しさがあふれています。初めての生コシはなかなか印象的な公演に接することが出来ました。

指揮のフィッリプ・ジョーダンは1974年生まれ。このとき弱冠30歳!オッターのカルメンが放映されたときから注目していた若手の有望株です。ウィーンフィルとのアンサンブルも素晴らしく、溌剌としたモーツアルトでした。

歌はこのとき初めて知ったイヴェリとガランチャ。この時点ではイヴェリのほうが断然良かったのだが・・・ガランチャがこれほど(2010.2現在)活躍するとは正直このときは予測できませんでした。若い恋人たちに対比させたアルフォンソとデスピーナは個性的な衣装や役作りで、このドラマの隠し味的な面白さを際立たせて秀逸。しかし、フェルランドとグリエルモはほとんど印象に残っていません。 

↓プログラム

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↓がランチャはすでにプロマイドも売られていました。

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 ザルツも明日のベルリン・フィルのコンサートを残すだけです。幕間にバスツアーでお見かけしたかたに声を掛けられました(和服でしたので)。岐阜にお住いのかたでご主人と成人されている息子さん、お嬢さんの4人でザルツブルク音楽祭に来られたそうです。しかも毎年ご家族で!!私が独りなのでアフターオペラに誘っていただき、私の泊っているホテルのレストランで(たまたま空いていて)楽しいひと時を過ごすことができました。奥様とは帰国後もメールしたり、名古屋の演奏会で偶然お会いしたりしました。


参考映像:モーツアルト『COSI FAN TUTTEコシ・ファン・トゥッテ』2000.1道新オペラ教室にて鑑賞

フィオルディリージ・・・・エデイタ・グロベローヴァ
ドラベッラ・デローレス・ジーグラー
デスピーナ・・・・・テレサ・ストラータス
フェランド・・・・・ルイス・リマ
グリエルモ・・・・・・フェルッチョ・フルラネット
ドン・アルフォンソ・・・・パウロ・モンタルソロ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
指揮: ニコラウス・アーノンクール
演出:ジャン・ピエール・ポネル 

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参考映像/モーツアルト『コジ・ファン・トゥッテ』2006年ザルツブルグ音楽祭でのライヴ収録


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2004年の時と同じ演出なので後年購入しました。

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(12)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/28(土)

 今日の予定はウィーンフィルのコンサートが終わってから、バスツアーで再訪ですが7年ぶりにザンクトヴォルフガング周辺の湖水地方に行きます。


♪~『ウィーンフィル演奏会』@祝祭大劇場 11:00開演

指揮:ニコラス・ア―ノンクール  独唱:トーマス・ハンプソン


アントン・ドボルザーク(1841-1904)

op.107 交響詩(水の精)

op.99 (聖書の歌)

op.72(スラブ舞曲集)


 スラブ舞曲集以外は今まであまり聞く機会がなかったので、ハンプソンの独唱も楽しみでした。アーノンクールのオール・ドボルザークの構成にウィーンフィルの演奏と贅沢な時間でした。


↓プログラム

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 アンコールが長かったので、途中で失礼して、バスツアーの集合場所に駆け付けました。ほぼ満席で13:00出発。隣席は韓国の女性でした。息子さんが音楽祭のアカデミー生(Vn)なので聴きにいらっしゃったそうです。息子さんはアカデミーの生徒さんたち数人とバスに同乗してましたが、母親とは別行動で、私が母親のお相手をしてくれると喜んでいたみたい(笑)ザルツブルクの後はNYの有名音楽院に留学予定とか。


 湖水地方を回るバスは1997年の日本発のツアーで来ていましたが、もう一度ゆっくり尋ねたかったのです。あまり写真が残っていないのですが、快晴の天気に恵まれました。遊覧船に乗ってザンクト・ヴォルフガングへ。

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丘の上に建つザンクト・ヴォルフガング教区聖堂を再訪。パッヒヤーの素晴らしい祭壇画がありますが、7年前に比べると観光客が多くて、あまりゆっくりみられませんでした。


↓リーフレット

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↓教会の前で

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 この夜はオペラもコンサートも予定がありません。夕方ツアーのバスがミラベル庭園近くで解散した後は少し早めの夕食。「長野」でお寿司を食べてホテルに戻りました。


ホテルにはオーナーの大きい飼い犬がいて、顔を覚えてくれたみたいで、シッポを振ってくれてお出迎え。我が家のハスキーは3月に亡くなったばかりでした。散歩が雪道の時は特に大変でしたから、もう大型犬は飼えませんので、全身で甘えるホテルの犬の姿に・・・ほろり。


参考CD:ドボルザーク「聖書の歌」

指揮:サイモン・ラトル 独唱:マッダレーナ・コジェナー 演奏:ベルリンフィル

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バリトンではなくてメゾソプラノが歌うのは知りませんでしたので、アマゾンのUnlimitedで聴きました。


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(11)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/27(金)

 この日もぶらぶら街の散策をしてのんびり過ごしました。モーツアルト広場にあるネットカフェから翌日のバスツアーの予約をしたり、ザルツ大聖堂のパイプ・オルガンのコンサートを聴いた後はランチ~昼寝と夜のオペラに備えて体力温存です。この夜の着物は紺地に小花模様の歳に似合わず可憐な絽の小紋でした。休憩の時日本人の中年女性に声を掛けられてお喋りしたのも懐かしい思い出です。この方はトーマス・ハンプソンの大ファンで追っかけが高じて、日本のファンクラブの会長さんになられたとか・・・当然勧誘されました(汗)


♪~コルンゴルド『DIE TOTE STADT死の都』@Kleines Festspielhaus 祝祭小劇場19:00開演


指揮:ドナルド・ラン二クルス  演出:ウィリー・デッカー

演奏:ウィーンフィル


パウル:トルスタン・ケルル  マリー/マリエッタ:アンジェラ・デノケ   フランク/フリッツ:ボウ・スコウフス  ブリギッタ:Daniela Denschlag   ユリエッタ:Simina Ivan ガストーネ:LUKas Gaudernakリュシエンヌ:ステラ・グレゴリアン


 一昨日観たクノップフのブルージュの風景はここでは微塵にも登場しません。パウルの精神状態に沿った演出に徹して、病理分析というかロマンチシズムを感じさせない演出でした。しかし、音楽の素晴らしさがその夢遊病的なシーンをカバーして余りある美しさ。デノケはこのとき初めて聴きましたが、歌は勿論のことスマートな長身をいかした演技も素晴らしい!!劇中で歌われる「マリエッタの唄」は大ファンのオッターの独唱が大好きで、いつかオペラ『死の都』を観たいと願っていました。ケルルもスコウフスもまずまずの出来で、この夜も満たされた気分で宿に帰りました。


参考映像:FROM THE OPERA NATIONAL DU RHIN/2001年ANF Munichより発売のライブ盤

指揮:JAN LATHAM-KOENIG  演出:INGA LEVANT  演奏:ORCHESTRE PHILHARMONIQUE DE STRASBOURG

キャスト:デノケ、ケルルほか


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参考映像:コルンゴルト『死の都』ベルリン ドイツオペラ収録1983年3月 日本語字幕

札幌のオペラ愛好会の仲間たちと観たのはいつだったでしょうか?2016年12月にリーダーの岡先生が逝去されてから会も解散されましたが、その何か月か前だったと思います。先生のコレクションからの古い映像ですが、古都ブルージュの寂寥感とともにキャストたちの素晴らしさに驚き、皆で感動したことが懐かしく思い出されました。

ベルリンドイツオペラ管弦楽団・合唱団

指揮:ハインリヒ・ホルライザー 演出:ゲッツ・フリードリヒ)  

パウル:ジェームズ・キング(テノール)
マリエッタ(「踊り子」及び「パウルの亡き妻マリアの亡霊」):カラン・アームストロング(ソプラノ)
フランク(パウルの友人):ウイリアム・マレー(バリトン)
ブリギッタ(パウルの家政婦):マルギット・ノイバウアー(メッゾ・ソプラノ)
<マリエッタの一座>
ジュリエット(歌手):シルヴィア・グリーンバーグ(ソプラノ)
リュシエンヌ(歌手):ルートヒルト・エンゲルト(ソプラノ)
ガストン(ダンサー):ジャン・ピエール・リエジョワ(テノール)
ヴィクトリン(舞台監督):ドナルド・グローブ(テノール)
フリッツ(ピエロ):ウイリアム・マレー(バリトン)
アルベルト伯爵:ダヴィッド・クヌットソン(テノール)

参考CD: コルンゴルト『死の都』1975年6月バイエルン放送局コンサート・ホールにて収録

指揮:エーリッヒ・ラインスドルフ 演奏:ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団、テルツ少年合唱団

パウル:ルネ・コロ   マリー/マリエッタ:キャロル・ネブレット  フランク:ベンジャミン・ラクソン

ブリギッタ:ローゼ・ヴァ―ゲマン   フリッツ:ヘルマン・プライ   ほか

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(10)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/26(木)

 ザルツブルク到着後、美術展のポスターがあちこちに貼ってあるのに気が付きました。どうやらコルンゴルドの「死の都」に合せた企画の「クノップフ展」が開かれているようです。会場も祝祭大劇場の近くなので徒歩2,3分です。朝食の後行ってみました。


クノップフFerand Knopff(1858~1921)はベルギー象徴派の代表画家。イギリスのラファエル前派とも交流があり、肖像画、風俗画のほかに文学作品、神話に題材をとった謎めいた作品も多い。


↓ポスターにも使われていた「愛撫Caresses」1896 50×150 ブリュッセル王立美術館蔵

女性的な身体をもつスフィンクスが両性具有的な人物を愛撫する有名な作品です。

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オペラ「死の都」の舞台になったベルギー・ブルッへ(ブルージュ)はクノップフが幼年期に過ごした想い出の街。パステルや鉛筆画が数点展示されていました。


↓「Ville abandonnee 見捨てられた街」1904 76×69

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↓「A Bruges.Le lac d'amour 愛の湖ブルージュ」1904~1905 47×101

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ブルージュは私にとっても1994年に初めて独りでヨーロッパを旅した時に立ち寄った思い出の町です。懐かしくもあり、また明後日観る予定のオペラ「死の都」への期待も膨らんで、楽しい時を過ごしました。


 着物は頑張って絽の付け下げと小紋の2枚をオペラの時に2回ずつ着ました。この日は久しぶりの着付けに手間取って開演近くになり、慌ててロビーへ。すると急に雨が降ってきてしかも土砂降りです。困っているとロングドレスの夫人を連れた老紳士がタクシー呼んだからと、同乗させてくれました。本当に助かりました。


♪~R・シュトラウス「薔薇の騎士」@祝祭大劇場 18:00開演

指揮:セミヨン・ビシュコフ  演出:ロバート・カーセン

演奏:ウィーンフィル


マルシャリン:アドリアーヌ・ピエチォンカ  オック男爵:フランツ・ハウラータ  

オクタヴィアン:ソフィー・コッホ   ファ二ナル:フランツ・グリュンデーバー

ソフィー:ミア・パーション


 ロバート・カーセンの新演出で話題になった公演です。祝祭大劇場の大きな舞台を生かしたライブ感覚のある演出は見事でした。舞台は第一次大戦後の設定で、ファ二ナル家の場面は壁に大きな戦争画がかかっていて、この家は武器商人であることを示唆。また第三幕はいくつにも仕切られた娼館の部屋でのきわどいシーンも。売れっ子カーセンのオペラは別に追っかけファンでなくても、すでに体験済みでした。2000年パリでの「ホフマン物語」、2002年同じパリ・バスチーユの「ルサルカ」と印象的な舞台でした。指揮のビシュコフも2001年ウィーン「トリスタンとイゾルデ」が素晴らしかったので、さらに期待は高まりました。オクタヴィアンは当初キルヒシュラーガーの筈でしたが、新人のソフィー・コッホに変わり、やや残念。でも瑞々しい青年オクタヴィアンを聴かせてくれました。ビジュアル的にもコッホのほうが良かったかも?

歌手の役にPior Beczola が歌ってくれたのもよかったですし、華麗な音楽と舞台に陶酔状態のうちに幕が下りました。

↓舞台写真

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↓プログラム

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 ホテルの地上階にレストランがありランチでは時々利用しました。予約なしではアフター・オペラは難しいので手持ちのもので済ませました。また日本料理や中華料理も気軽な店がありますし、カフェもケーキが美味しいので、ザルツブルクの街歩きも慣れて楽しく過ごせました。


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(9)ボローニャ~ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/25(水)ボローニャ8:00→ウィーン9:25/10:25→ザルツブルク11:20


 Salzburg/Bestwestern Hotel Elefant 6泊


早朝の出発なのでまだ朝食室は開いていませんが、ロビーでコーヒーとクッキーが用意されていました。ビジネス客も多いようでした。ボローニャからはオーストリア航空のウィーン経由ザルツブルク行です。ザルツブルク空港からは日本人の方と相乗りでホテルへ。エレファントホテルはこのとき初めて泊まりましたが、祝祭大劇場にも近くこじんまりとした良いホテルでした。

↓部屋(バスタブ付き)

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 昨日までの怒涛のイタリア、マルケとウンブリア巡りの1週間でしたので、ザルツブルクに着いてほっとしたようです。和服を準備してからは長いお昼寝でした。目覚めて身支度してオペラへ。


♪~パーセル「アーサー王」フェルゼンライトシューレ 18:00開演

指揮:ニコラス・アーノンクール  演出:ユルゲン・フリム

演奏:コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン


キャスト

Michael Maertens, King Arthur
Dietmar König, Oswald
Peter Maertens, Conon
Christoph Bantzer, Merlin
Roland Renner, Osmond
Christoph Kail, Aurelius
Sylvie Rohrer, Emmeline
Ulli Maier, Matilda
Alexandra Henkel, Philidel
Werner Wölbern, Grimbald


ソプラノ:イザベル・レイ バーバラ・ボニー

アルト: Birgit Remmert
テノール:ミカエル・シャーデ

バリトン: Birgit Remmert



 アーノンクール指揮のバロックだからとのイメージは当て外れ、フリムによる演出はドイツ語のセリフの入ったパロディックな舞台で、私は目が白黒状態。でも観客には受けて爆笑続きでした。まあ一般的なオペラは音楽が能弁に語るので、それほど困ることもなく海外での舞台を楽しんできたのですが・・・。正直このアーサー王には参りましたが、バロックの持つ現代性にも焦点を当てた優れた舞台だったのでしょう。豪華な歌手陣に加えてブランコに乗ったいたずらなフリーデルや演技の達者なキャストを揃え、目が離せませんでしたが、言葉の壁は厚く、私には未消化に終わってしまいました。


↓プログラム(表紙はフリ-デル)


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↓ゴージャスな衣装で登場のソプラノの二人は歌唱も美麗~♪

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 ザルツブルク音楽祭は3回目ですが、変わらず華やかで、最先端をゆくオペラの舞台。新人の活躍も目立つ2004年の夏でした。


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(8)スポレート~ボローニャ [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/24(火)

 Spoleto→Terni(列車で約40分)

 テルニは結構大きな町ですが駅にはコインロッカーもありません。(i)は駅から1Kくらいですが、分かりにくく迷いました。ようやくたどり着きましたが、荷物預けは昼までとのこと。Ferentilloフェレンティッロ行のバスには間に合いません。バス停からも山道を含めて2Kは歩きますし荷物を持っては無理なので、仕方なく呼んでもらったタクシーで向かいました。

テルニからほぼ30分くらい走ったでしょうか、途中マルモレの滝が水しぶきを勢いよくあげているのを横目にどんどん山の中に入って行きました。ソレンネ山の麓、未舗装の山道を少し登ると車は行き止まり。ここからはすぐです。見学者は私のほかは一組だけでした。

↓サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院

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 聖堂はランゴバルトの時代に創設され、12世紀に建てなおされたという貴重な歴史を持っています。単廊式の内部は12世紀末や14世紀のジョット派のフレスコ画も含まれ、ランゴバルトの祭壇(8世紀)や12世紀の回廊への扉の側柱には鍵を持つ聖ぺトロの素朴な浮き彫り(これもランゴバルトの時代のもの)など。

↓この時購入した小冊子からスキャンしました。ランゴバルドの大理石の祭壇、前面の一部です。右下のうちわ?のようなもの(丸鑿)を手にした人物はこの祭壇の彫刻家ウルヌスとのこと

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↓プラン

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↓内部の写真は修道院が経営?の4☆ホテルのサイトから。訪問時には椅子は置いていなかったと思います。ホテルの結婚式用でしょう。

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↓『OMBRIE ROMANE』Zodiaqueの写真から

回廊からの扉口のレリーフと堂内

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2004年当時すでにホテル経営をしていて回廊も花で飾られていました。

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↓絵葉書

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 サン・ピエトロ・イン・ヴァッレを訪れた後はテルニに戻り、閉まる直前の(i)で荷物を受け取りいったん駅へ。駅にはロッカーがないのはわかっていましたが、仕方ありません。最後の手を使いました。駅員さんに頼み込んで事務室の片隅に荷物を預かってもらったのです。いつも成功するとは限らないのですが、この駅の方は親切で本当に助かりました。

荷物がないとのんびり目的の聖堂まで歩きます。途中13世紀に建てられたサン・フランチェスコ教会にも立ち寄り外観だけ見学。
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 テルニには他にも古い教会がありました。ここから10分ほどでようやくサン・サルヴァトーレ教会に辿りつきました。広場から少し階段を登ったところに建っています。

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テルニでは最古の建造物です。後陣の円堂は初期キリスト教時代に創建され、12世紀に増築。残念ながら内部は閉まっていて見学できませんでした。がっかりすると同時に急にお腹がすいてきました。食事をするには汽車の時間も迫ってきたので、あまり時間がありません。あわててタクシーを拾い駅まで戻り、構内のカフェで軽くランチ。
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時間以内に荷物を引き取る約束にも間に合いました。

乗り換えOrteの後ボローニャまでは待ち時間もあり、到着したのはもう夕方暮れかかっていました。駅前のホテルには1週間ぶりで戻りました。夕食は外に出る気力もなく、「せっかくのボローニャなのに・・・」と嘆きながらホテル内のレストランへ。でも意外に美味しくてにっこりでした。

 


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(7)スポレート(べヴァ―ニャ、モンテファルコ、フォリーニョ) [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/21(月)Spoleto→Foligno


 ホテルの眺めの良い朝食室で質素ながらも美味しい朝ごはんをいただいて、スポレート駅へ。

列車でフォリーニョに向かいました。


 ウンブリアのロマネスクを巡るきっかけは2001年夏にピエロ・デッラ・フランチェスコの絵画を見る為に、ペルージャを訪問したことに始まります。そのときペルージャの書店で見つけたのがこの教会の扉口を飾る大天使ミカエルの彫刻の写真でした。これが見たいためにペーザロのオペラとドッキングさせたプランを立てたのです。 

BevagnaFolignoから近いもののバスの便が悪いので、タクシーでBevagnaMontefalcoを周りました。
のどかな農家の点在する平野を15分ほど走るとBevagnaのシルヴェストリ広場に到着しました。

この広場に面してサン・シルヴェストリ教会(12世紀ロマネスク様式)やPalazzo del Consoliなどが建っています。
中世の建造物に囲まれた広場は素晴らしい景観です。

↓サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会

さて、お目当てのサン・ミケーレ・アルカンジェロ教会はなんと修復中。高いクレーン車が裏側に見えます。
内部見学不可。それでも正面扉口を見学できたのは不幸中の幸いでした。
中央ファサードの装飾は素晴らしいです。扉口の両側には厳しい表情の大天使たちやコズマーティ風の華麗な
モザイクで飾られています。

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↓半円形の後陣

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↓後陣を観るために教会横から歩いた小路


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12世紀後半のロマネスク様式で建てられましたが内部は近年修復され、同じ広場に面したサン・シルヴェストロ教会の様式に再現されました。


↓サン・シルヴェストロ教会も改修中で近くにも寄れません。未完のファサードですが1195年に建てられたロマネスク様式の教会です。

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 この教会の裏はバールやトラットリアのテラス席でお茶や食事を愉しむお客さんでいっぱいですが、待たせたタクシーで次の目的地モンテファルコに向かいました。モンテファルコはタクシーの運転手さんもおすすめの観光地なので寄ってみました。


Bevagnaから10分ほど走ると丘の上の町Montefalcoに到着しました。タクシーは丘のてっぺんのコムーネ広場に
駐車し、タクシーに待っててもらって、まず(i)へ行き地図をもらいました。この町はワインでも有名なので、本当はここでランチをと思っていたのですが、タクシーなので見学が済めばFolignoに戻るのが鉄則です。それで見学すべきところを
地図ですばやくチェック。あらっ!サンタ・ルチアという古い教会があるようです。実はこの朝、スポレ-トの宿から
札幌に電話して知った次女のおめでたのニュース。次女のクリスチャンネームでもあるサンタ・ルチア・・・偶然です。
さっそく狭い路地を抜けて行って見ました。ここの丘の周りの路地は花で飾られ綺麗です。車も入れませんから、
とても閑静で、猫ものんびりお散歩。こういう道を辿りながらロマネスク教会を訪ねる歓び・・・やみつきになります。

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さてそのサンタ・ルチア教会は小路の角を曲がるとひょっこり現れました。

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小さな教会というより礼拝堂の趣です。
内部も質素で聖ルチアの小さな絵画が祭壇に飾られています。この静謐な空間で次女の安産をお祈りする気持ち。
涙がでるほど幸せでした。夫の弾んだ声が耳に響きます。「嬉しいね~僕たちの初孫だよ~」
ロマネスクの教会巡りのなかでも名教会とはいえないのですが、この可憐な教会は生涯忘れられない聖堂に
なりました。昨日のオッフィーレがやはり幸運を運んできたようです♪~

広場に戻る途中に今は美術館になっている教会があり寄ってみました。

↓サン・フランチェスコ教会 

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14世紀に建てられた教会ですが、内部は14~18世紀のウンブリア地方の画家たちによるフレスコ画で飾られています。ペルジーノのフレスコ画は彼の傑作といえるでしょう。中世の城壁や門の残る風光明媚な町を名残惜しく眺めながらFolignoへ戻りました。


↓入場チケット

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フォリーニョ駅から旧市街のレプッブリカ広場までは1キロくらいありますが、落ち着いた街なのでのんびり歩きました。あいにく月曜日でしたので、美術館は休館でした、ドゥオーモも昼休み?で閉まっていましたが、見るべきものは内部ではなくファサードです。浮き彫りやコズマーティの工匠達のモザイクで飾られた扉口が古い街の広場にいくぶん華やかな印象を与えています。
↓フォリーニョ大聖堂 レプッブリカ広場に面したファサード(1201)
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ランチの時間は過ぎてますが、あまり食欲もなく、大聖堂の見える広場でドルチェとカプチーノで一休み。


↓GOOGLE EARTHより

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ここから細い道を数分歩くと、サンタ・マリア・インフラポルタス教会(写真)です。ここも内部は見学できませんでした。

前面に小さな柱廊のある11~12世紀に建てられた教会。鐘楼も素朴でイイ感じです。外観は建てられた当初の姿をとどめていあす。同じ広場に建つ旧サン・ドミニコ教会は13世紀のゴシック様式です。このエリアは古い民家も多く保存されています。今は他の観光地に比べて寂れた感じはしますが、伝統のある、かっては栄えた町であったことを感じました。

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Folignoのレプッブリカ広場の近く、地元の奥さんたちが次々に入っていく小さな食料品屋がありました。そこで私も入ってみました。新鮮で美味しそうなパン、チーズ、ハムなどがずらり並んでいます。ハムとチーズをたっぷりはさんでもらって、スポレートに戻る列車の中で遅いランチをいただきました。駅で買うものとは比較にならないくらい美味しいバケットでした。

スポレートの駅前からはバスでサン・ピエトロ教会の近くまで。運転手さんがここを降りてすぐだよと教えてくれたのですが、停留所から15分以上は歩きました。しかも西日が照ってきて暑い昼下がり。ようやく教会が見えてきましたが、丘の上なので階段がきつかったです。


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ユニークなファサードは聖書の場面のほかは寓話や動物の浅い浮き彫りで飾られ、賑やかです。ゆっくり眺めていると暑さで眩暈がしてきました。涼しい内部へ。もとは古代ローマの建築物のあった場所に建てられましたが、後世の改築が激しかったようで、内部はあまり観るものはありませんでした。


↓Zodiaque『Ombrie Romane』の表紙

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↓ここからトッリの橋が1キロほどの距離に遠望できましたが、もうそこまで行く体力は残っていません。

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もと来た道を戻り、とぼとぼと大聖堂近くの宿まで帰りました。途中(i)のある広場のカフェで氷水のフルーツジュースを飲みました。生き返った心地。

さてスポレート最後の夜はホテル近くの狭い路地に面したレストランへ。

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前菜の黒トリュフのオムレツが絶品でした。

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昨日訪れたSSalvatoreSPonzianoが眺められ、夕暮れの美しい風景を楽しみながらのテラスでの食事でした。スポレートは見所満載、宿も食事もGOOD!かなり気に入りました。


↓ホテルの廊下

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(6)アンコーナ~スポレート [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/22(日)アンコーナ→スポレート   スポレート/Palazzo Dragoni 2泊


 汽車の中でKさんにいただいた美味しい羊羹をおやつに、車窓からながめる緑豊かなウンブリアへ入りました。

スポレートの駅からはタクシーでホテルへ。古い館風の素敵な宿です。


↓ホテル(玄関と建物)

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↓部屋の窓からドゥオーモが見えました

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↓早速スポレート大聖堂ドゥオーモへ

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12世紀にロマネスク様式で建立されました。ファサードと横の鐘楼がどっしりとした存在感です。ファサードの薔薇窓はリズム感があり重々しさを和らげて素敵です。ただ正面下層の玄関はアーチ状にルネサンス様式に改築されていて残念。内部も改築されていますが、ここの見どころはルネサンス期のフィリッポ・リッピとその工房によるのフレスコの祭壇画です。


↓フィリッポ・リッピ「聖母戴冠」ドーム部分に描かれたフレスコ画1466~1469 絵葉書

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リッピの最後の仕事になったのは良く知られています。1469年スポレートで亡くなった後は主に息子のフィリッピーノ・リッピに引き継がれて完成しました。


↓大聖堂広場から振り返るとサンテウフェミア教会の後背部が見えました。

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↓クローズされてました。司教館の中庭からの外観。

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 町の中心のリベルタ広場まで、まるで迷路のような街を歩きました。

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リベルタ広場の(i)で郊外にあるサン・サルヴァトーレ教会へのバスの時間を調べてから、遅いランチ。


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なんとか3時ごろのバスはありましたが、帰りのバスはないので、2つの教会を見学後は徒歩でした。


↓郊外からスポレートの街の眺め

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テッシーノ川を渡り国道沿いのバス停で降りると、運転手さんの指差す方向へ山道を登ると、すぐ右側に

サン・ポンツィアーノ教会が建っています。教会の扉が閉まっているので諦めようとしたら
向かって右側に立つ管理人さんの家?からおじいさんが出てきて鍵を開けてくれました。そしてクリプトも特別だよと案内してくれました。この教会の名前にもなっているスポレート出身の殉教者サン・ポンツィアーノの埋葬された場所に建てられた教会です。12世紀と13世紀にロマネスク様式に改築されています。シンプルな扉口とバラ窓の周りに四人の福音史家のシンボル。

↓サン・ポンツィア―ノ教会へ


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聖人の殉教の場面の壁画など、そのいわれを色々説明してもらって(私のイタリア語ではほとんど聞き取れないのですが)帰ろうとしたら「オッフィーレ・・・」。ああ、そうでしたねとお財布をだしたのですが、小銭がなくて・・・しぶしぶ10ユーロを手渡すとおじいさんはニッコリ。そのときなんとなく、そのうちご利益があるかもと思ったのですが・・・。
あったんですよ~!次女のおめでたのニュースが翌朝飛び込んできたのです。

さて、サン・ポンツィアーノから今来た山道を登っていきますと、墓地があり、花屋さんもあります。
その向こうにサン・サルヴァトーレ教会が見えました。この教会は初期キリスト教のバジリカ(45世紀)
スタイルの聖堂として有名です。ファサードと後陣部は創建当時のものですが、さすがに傷みが激しく、最
近修復されたそうです。

内部に入ると小さな机を前に受付の若い女性が座っていました。(有料)夕方ですので見学者は私だけ。
とにかく開いてて良かったのですが、カメラの電池切れで,出る時撮るつもりだったファサードの写真があり
ません。

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↓半円形の後陣のフレスコ画は14~16世紀のもの。


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帰途は疲れて足を引きずるようにしてホテルに戻りました。夕食はホテルに紹介してもらった近くの割合大きなトラットリアで。遠くにTVがアテネ・オリンピックのニュースを流していて、女子マラソンに日本人が金メダル?眼鏡を忘れてきたので良くみえませんでした。


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