(3)ラ・セル~エクサンプロヴァンス [2003夏南仏とザルツブルクの旅]
ホテルのコンシェルジェにエクスまでのバスがあることを確認し、昼にチェックアウト。
イタリア〜ミュンヘンと回っていた娘とほぼ同じ時刻にホテルにはいり、元気な姿にひと安心。エクサンプロヴァンス/Hotel Manoir 3泊
このホテルの部屋代は昨日の4分の1という格安ホテルで、4年前にも友人達と泊まって気に入ってました。
↓ホテル前の食堂のワンコもまだ健在でした。
遅いランチのあと、徒歩5分くらいのサン.ソヴール聖堂へ。この日も40度近い気温です。2時過ぎになると西日がますます強く、ジリジリ灼かれる状態に。。。。水分の補給に忙しい。それにしても日本では美白だとかUVカットとか気にされるかたが多いですが、こちらはこの夏の太陽は楽しむものという考え、それが当たり前。日本は自然から離れた人工的な感覚の美白(商業主義に踊らされている?)が当たり前になっているのですが……。
☆サン・ソヴェール大聖堂Cathédrale St Sauveur
サン・ソヴェール大聖堂は左右2つの異なった形式(ロマネスクとゴシック)の扉口を持ち、内部も5世紀のメロヴィング朝時代の洗礼堂から15世紀のトリプティク「燃える茨」まで多彩です。ロマネスクの回廊は以前は鍵がかかっていて、数名以上集まれば見せてあげるという張り紙があり、断念したのですが、今回は30分おきにガイドつき(仏語)で見学できるようになりました。いままで観たなかでは一番小じんまりとした、そして柱も細いせいか優美な感じのする回廊でした。
↓柱頭彫刻
建物は改築を重ね非常に複雑になっています。ゴシックの終わりに華開いたフランボワイヤンスタイルも見られます。
旅の前に知っていましたが、音楽祭は中止になりましたので、大聖堂近くの窓口でオペラのチケットを払い戻す手続きをしました。キャッシュではなくクレジットカードの口座に払い戻されるそうです。
ランチが遅かったので、夕食も涼しくなった夜になってから。4年前に友人たちと利用したレストランの路上ディナー。
↓魚のスープ、舌平目のグリルをシェアして、ロゼワインで乾杯。
ホテルはエアコンなし、冷蔵庫無しですが、近所にネットカフェやコインランドリーもあり、快適便利な滞在ができそうです。
(2)マルセイユ~ラ・セル [2003夏南仏とザルツブルクの旅]
↓後陣にも回ってみました。この時で5時近くになっていましたので、さすがに東側は暗くなってきました。
お迎えのタクシーも荷物を預かってくれた青年が電話をしてくれました。困ったときのご親切はいつまでも忘れません。さて、 迎えに来たタクシーは先ほどのおじさんと違う若い人ですが、 ガールフレンドが同乗しています。日本なら首だわと思いながら、彼の勧めでガールフレンドと交替して助手席に乗りました。往復でチップも含め70ユーロでした。帰りも飛ばして片道20分くらいで宿泊予定のラ・セル村のホテルに着きました。
ラ・セル/Hostellerie de L'Abbaye de la Celle 1泊
アラン・デュカスがプロデュースしたこの料理宿、フランスの片田舎とは思えない洗練されたホテルです。部屋はL字型の角部屋でラベンダーの薫りが漂い、エアコンも適度に効いていました。それでも着いたそうそうコーラを一本がぶ飲みしたほど、暑さに参っていた私。無理もありません。昨日の札幌は20度以下でしたもの。
↓夕食は戸外のテラスで、
2時間たっぷりかかって37ユーロのコースをたいらげました。野菜を主体にヘルシーな献立です。食前酒は迷っていたら「私に任せて!」とサービスの若い娘さん。ホントにトレトレ ボン!お料理の味付けも淡白で、すこぶる美味でした。常連らしい老夫婦もこのコース、食事のあとホテルの木立を抜けて仲良く帰って行く姿(別棟に滞在?)は、老いの寂しさとのんびりと夫婦で余生を過ごす幸福が入り交じって見えました。