(11)ミラノ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
7/1(金)
この日は朝食後、徒歩でダンテ大通りを15分、1Kくらいのスフォルツェスコ城Castello Sforzescoに行きました。ここは初回はツアー(1991)、2回目は友人たちと(1998)訪れていましたが、中世彫刻と絵画館を見ていなかったので再訪しました。城門の前に噴水があり、若い男女がたむろしていて、こちらを見て何か言っています。目を合わさないようにして通り抜けましたが、ちょっと怖い雰囲気でした。イタリアでは私が鈍いのかあまり嫌な目に合っていませんでしたので、記憶に残っています。以前すりの被害にもあっていますし、ミラノは気の抜けません。
さて、中世彫刻の展示室へ。↓ロンバルディア・ロマネスクの教会堂から移された柱頭彫刻やレリーフが多数。
奥に進むにつれ時代がゴシックに替わっていきますので、この辺でお終いにしました。
絵画館は改装中だったのか、この日は観れませんとのことで、ドゥオーモ近くのメルカンティ広場まで戻りランチ。
↓メルカンティ広場の騎馬像(アンテラミ作13世紀)
狭くて細長い広場ですが、ホテルからスカラ座に抜けるときや、この広場の名前の付いたレストランを利用することが多かったので、なじみの場所になりました。
↓ホテル正面
ホテルに戻って午睡の後、スカラ座へ。
♪~ロッシーニ『La Cenerentola チェネレントラ』20:00開演@ミラノ・スカラ座
指揮:Bruno Campanella 演出:Jean-Pierre Ponnelle
ドン・ラミーノ:Juan Diego Florez ダンディーニ:Roberto de Candia チェネレントラ:Joyce di Donato
アリドーロ:Mark Steven Doss ドン・マニフィコ:Simone Alaimo クロリンダ:Jeannette Fischer
ティスべ:Tiziana Tramonti
オーケストラ&コーラス:スカラ座管弦楽団&合唱団
ぺーザロのロッシーニ音楽祭で収録された映像をオペラ鑑賞会で観ていたこともあり、期待大の演目でした。ロッシーニの難しい技巧を完璧にマスターしたフローレスの歌唱に加えてディドナートのチェネントラといえば文句はありません。ですが私のサルデーニャ帰りの疲労が残っていたのか?期待が大きすぎたのか、いまいち感動の波が襲ってこなくて…しょんぼりでした。演出など、細かいこともほとんど記憶に残っていません。何年か前にTVで観たペーザロでの公演が素晴らしかったので(下を参考)、なぜか寂しい思いでホテルに戻りました。
↓プログラム
参考映像:ロッシーニ『ラ・チェネレントラ』
指揮:カルロ・リッツィ 演出:ルカ・ロンコーニ
フアン・ディエゴ・フロレース(ドン・ラミロ)
ロベルト・デ・カンディア(ダンディーニ)
ブルーノ・プラティコ(ドン・マニフィコ)
エカテリーナ・モロゾワ(クロリンダ)
ソニア・プリーナ(ティスベ)
ソニア・ガナッシ(アンジェリーナ(チェレネントラ))
ニコラ・ウルヴィエーリ(アリドーロ)
ロベルト・デ・カンディア(ダンディーニ)
ブルーノ・プラティコ(ドン・マニフィコ)
エカテリーナ・モロゾワ(クロリンダ)
ソニア・プリーナ(ティスベ)
ソニア・ガナッシ(アンジェリーナ(チェレネントラ))
ニコラ・ウルヴィエーリ(アリドーロ)
演奏:ボローニャ管弦楽団
2000.8 ペーザロ・ロッシーニ音楽祭にて収録。TVにて鑑賞
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