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(12)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/28(土)

 今日の予定はウィーンフィルのコンサートが終わってから、バスツアーで再訪ですが7年ぶりにザンクトヴォルフガング周辺の湖水地方に行きます。


♪~『ウィーンフィル演奏会』@祝祭大劇場 11:00開演

指揮:ニコラス・ア―ノンクール  独唱:トーマス・ハンプソン


アントン・ドボルザーク(1841-1904)

op.107 交響詩(水の精)

op.99 (聖書の歌)

op.72(スラブ舞曲集)


 スラブ舞曲集以外は今まであまり聞く機会がなかったので、ハンプソンの独唱も楽しみでした。アーノンクールのオール・ドボルザークの構成にウィーンフィルの演奏と贅沢な時間でした。


↓プログラム

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 アンコールが長かったので、途中で失礼して、バスツアーの集合場所に駆け付けました。ほぼ満席で13:00出発。隣席は韓国の女性でした。息子さんが音楽祭のアカデミー生(Vn)なので聴きにいらっしゃったそうです。息子さんはアカデミーの生徒さんたち数人とバスに同乗してましたが、母親とは別行動で、私が母親のお相手をしてくれると喜んでいたみたい(笑)ザルツブルクの後はNYの有名音楽院に留学予定とか。


 湖水地方を回るバスは1997年の日本発のツアーで来ていましたが、もう一度ゆっくり尋ねたかったのです。あまり写真が残っていないのですが、快晴の天気に恵まれました。遊覧船に乗ってザンクト・ヴォルフガングへ。

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丘の上に建つザンクト・ヴォルフガング教区聖堂を再訪。パッヒヤーの素晴らしい祭壇画がありますが、7年前に比べると観光客が多くて、あまりゆっくりみられませんでした。


↓リーフレット

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↓教会の前で

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 この夜はオペラもコンサートも予定がありません。夕方ツアーのバスがミラベル庭園近くで解散した後は少し早めの夕食。「長野」でお寿司を食べてホテルに戻りました。


ホテルにはオーナーの大きい飼い犬がいて、顔を覚えてくれたみたいで、シッポを振ってくれてお出迎え。我が家のハスキーは3月に亡くなったばかりでした。散歩が雪道の時は特に大変でしたから、もう大型犬は飼えませんので、全身で甘えるホテルの犬の姿に・・・ほろり。


参考CD:ドボルザーク「聖書の歌」

指揮:サイモン・ラトル 独唱:マッダレーナ・コジェナー 演奏:ベルリンフィル

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バリトンではなくてメゾソプラノが歌うのは知りませんでしたので、アマゾンのUnlimitedで聴きました。


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(11)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/27(金)

 この日もぶらぶら街の散策をしてのんびり過ごしました。モーツアルト広場にあるネットカフェから翌日のバスツアーの予約をしたり、ザルツ大聖堂のパイプ・オルガンのコンサートを聴いた後はランチ~昼寝と夜のオペラに備えて体力温存です。この夜の着物は紺地に小花模様の歳に似合わず可憐な絽の小紋でした。休憩の時日本人の中年女性に声を掛けられてお喋りしたのも懐かしい思い出です。この方はトーマス・ハンプソンの大ファンで追っかけが高じて、日本のファンクラブの会長さんになられたとか・・・当然勧誘されました(汗)


♪~コルンゴルド『DIE TOTE STADT死の都』@Kleines Festspielhaus 祝祭小劇場19:00開演


指揮:ドナルド・ラン二クルス  演出:ウィリー・デッカー

演奏:ウィーンフィル


パウル:トルスタン・ケルル  マリー/マリエッタ:アンジェラ・デノケ   フランク/フリッツ:ボウ・スコウフス  ブリギッタ:Daniela Denschlag   ユリエッタ:Simina Ivan ガストーネ:LUKas Gaudernakリュシエンヌ:ステラ・グレゴリアン


 一昨日観たクノップフのブルージュの風景はここでは微塵にも登場しません。パウルの精神状態に沿った演出に徹して、病理分析というかロマンチシズムを感じさせない演出でした。しかし、音楽の素晴らしさがその夢遊病的なシーンをカバーして余りある美しさ。デノケはこのとき初めて聴きましたが、歌は勿論のことスマートな長身をいかした演技も素晴らしい!!劇中で歌われる「マリエッタの唄」は大ファンのオッターの独唱が大好きで、いつかオペラ『死の都』を観たいと願っていました。ケルルもスコウフスもまずまずの出来で、この夜も満たされた気分で宿に帰りました。


参考映像:FROM THE OPERA NATIONAL DU RHIN/2001年ANF Munichより発売のライブ盤

指揮:JAN LATHAM-KOENIG  演出:INGA LEVANT  演奏:ORCHESTRE PHILHARMONIQUE DE STRASBOURG

キャスト:デノケ、ケルルほか


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参考映像:コルンゴルト『死の都』ベルリン ドイツオペラ収録1983年3月 日本語字幕

札幌のオペラ愛好会の仲間たちと観たのはいつだったでしょうか?2016年12月にリーダーの岡先生が逝去されてから会も解散されましたが、その何か月か前だったと思います。先生のコレクションからの古い映像ですが、古都ブルージュの寂寥感とともにキャストたちの素晴らしさに驚き、皆で感動したことが懐かしく思い出されました。

ベルリンドイツオペラ管弦楽団・合唱団

指揮:ハインリヒ・ホルライザー 演出:ゲッツ・フリードリヒ)  

パウル:ジェームズ・キング(テノール)
マリエッタ(「踊り子」及び「パウルの亡き妻マリアの亡霊」):カラン・アームストロング(ソプラノ)
フランク(パウルの友人):ウイリアム・マレー(バリトン)
ブリギッタ(パウルの家政婦):マルギット・ノイバウアー(メッゾ・ソプラノ)
<マリエッタの一座>
ジュリエット(歌手):シルヴィア・グリーンバーグ(ソプラノ)
リュシエンヌ(歌手):ルートヒルト・エンゲルト(ソプラノ)
ガストン(ダンサー):ジャン・ピエール・リエジョワ(テノール)
ヴィクトリン(舞台監督):ドナルド・グローブ(テノール)
フリッツ(ピエロ):ウイリアム・マレー(バリトン)
アルベルト伯爵:ダヴィッド・クヌットソン(テノール)

参考CD: コルンゴルト『死の都』1975年6月バイエルン放送局コンサート・ホールにて収録

指揮:エーリッヒ・ラインスドルフ 演奏:ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団、テルツ少年合唱団

パウル:ルネ・コロ   マリー/マリエッタ:キャロル・ネブレット  フランク:ベンジャミン・ラクソン

ブリギッタ:ローゼ・ヴァ―ゲマン   フリッツ:ヘルマン・プライ   ほか

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