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(11)ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/27(金)

 この日もぶらぶら街の散策をしてのんびり過ごしました。モーツアルト広場にあるネットカフェから翌日のバスツアーの予約をしたり、ザルツ大聖堂のパイプ・オルガンのコンサートを聴いた後はランチ~昼寝と夜のオペラに備えて体力温存です。この夜の着物は紺地に小花模様の歳に似合わず可憐な絽の小紋でした。休憩の時日本人の中年女性に声を掛けられてお喋りしたのも懐かしい思い出です。この方はトーマス・ハンプソンの大ファンで追っかけが高じて、日本のファンクラブの会長さんになられたとか・・・当然勧誘されました(汗)


♪~コルンゴルド『DIE TOTE STADT死の都』@Kleines Festspielhaus 祝祭小劇場19:00開演


指揮:ドナルド・ラン二クルス  演出:ウィリー・デッカー

演奏:ウィーンフィル


パウル:トルスタン・ケルル  マリー/マリエッタ:アンジェラ・デノケ   フランク/フリッツ:ボウ・スコウフス  ブリギッタ:Daniela Denschlag   ユリエッタ:Simina Ivan ガストーネ:LUKas Gaudernakリュシエンヌ:ステラ・グレゴリアン


 一昨日観たクノップフのブルージュの風景はここでは微塵にも登場しません。パウルの精神状態に沿った演出に徹して、病理分析というかロマンチシズムを感じさせない演出でした。しかし、音楽の素晴らしさがその夢遊病的なシーンをカバーして余りある美しさ。デノケはこのとき初めて聴きましたが、歌は勿論のことスマートな長身をいかした演技も素晴らしい!!劇中で歌われる「マリエッタの唄」は大ファンのオッターの独唱が大好きで、いつかオペラ『死の都』を観たいと願っていました。ケルルもスコウフスもまずまずの出来で、この夜も満たされた気分で宿に帰りました。


参考映像:FROM THE OPERA NATIONAL DU RHIN/2001年ANF Munichより発売のライブ盤

指揮:JAN LATHAM-KOENIG  演出:INGA LEVANT  演奏:ORCHESTRE PHILHARMONIQUE DE STRASBOURG

キャスト:デノケ、ケルルほか


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参考映像:コルンゴルト『死の都』ベルリン ドイツオペラ収録1983年3月 日本語字幕

札幌のオペラ愛好会の仲間たちと観たのはいつだったでしょうか?2016年12月にリーダーの岡先生が逝去されてから会も解散されましたが、その何か月か前だったと思います。先生のコレクションからの古い映像ですが、古都ブルージュの寂寥感とともにキャストたちの素晴らしさに驚き、皆で感動したことが懐かしく思い出されました。

ベルリンドイツオペラ管弦楽団・合唱団

指揮:ハインリヒ・ホルライザー 演出:ゲッツ・フリードリヒ)  

パウル:ジェームズ・キング(テノール)
マリエッタ(「踊り子」及び「パウルの亡き妻マリアの亡霊」):カラン・アームストロング(ソプラノ)
フランク(パウルの友人):ウイリアム・マレー(バリトン)
ブリギッタ(パウルの家政婦):マルギット・ノイバウアー(メッゾ・ソプラノ)
<マリエッタの一座>
ジュリエット(歌手):シルヴィア・グリーンバーグ(ソプラノ)
リュシエンヌ(歌手):ルートヒルト・エンゲルト(ソプラノ)
ガストン(ダンサー):ジャン・ピエール・リエジョワ(テノール)
ヴィクトリン(舞台監督):ドナルド・グローブ(テノール)
フリッツ(ピエロ):ウイリアム・マレー(バリトン)
アルベルト伯爵:ダヴィッド・クヌットソン(テノール)

参考CD: コルンゴルト『死の都』1975年6月バイエルン放送局コンサート・ホールにて収録

指揮:エーリッヒ・ラインスドルフ 演奏:ミュンヘン放送管弦楽団、バイエルン放送合唱団、テルツ少年合唱団

パウル:ルネ・コロ   マリー/マリエッタ:キャロル・ネブレット  フランク:ベンジャミン・ラクソン

ブリギッタ:ローゼ・ヴァ―ゲマン   フリッツ:ヘルマン・プライ   ほか

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