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(9)ボローニャ~ザルツブルク [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/25(水)ボローニャ8:00→ウィーン9:25/10:25→ザルツブルク11:20


 Salzburg/Bestwestern Hotel Elefant 6泊


早朝の出発なのでまだ朝食室は開いていませんが、ロビーでコーヒーとクッキーが用意されていました。ビジネス客も多いようでした。ボローニャからはオーストリア航空のウィーン経由ザルツブルク行です。ザルツブルク空港からは日本人の方と相乗りでホテルへ。エレファントホテルはこのとき初めて泊まりましたが、祝祭大劇場にも近くこじんまりとした良いホテルでした。

↓部屋(バスタブ付き)

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 昨日までの怒涛のイタリア、マルケとウンブリア巡りの1週間でしたので、ザルツブルクに着いてほっとしたようです。和服を準備してからは長いお昼寝でした。目覚めて身支度してオペラへ。


♪~パーセル「アーサー王」フェルゼンライトシューレ 18:00開演

指揮:ニコラス・アーノンクール  演出:ユルゲン・フリム

演奏:コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン


キャスト

Michael Maertens, King Arthur
Dietmar König, Oswald
Peter Maertens, Conon
Christoph Bantzer, Merlin
Roland Renner, Osmond
Christoph Kail, Aurelius
Sylvie Rohrer, Emmeline
Ulli Maier, Matilda
Alexandra Henkel, Philidel
Werner Wölbern, Grimbald


ソプラノ:イザベル・レイ バーバラ・ボニー

アルト: Birgit Remmert
テノール:ミカエル・シャーデ

バリトン: Birgit Remmert



 アーノンクール指揮のバロックだからとのイメージは当て外れ、フリムによる演出はドイツ語のセリフの入ったパロディックな舞台で、私は目が白黒状態。でも観客には受けて爆笑続きでした。まあ一般的なオペラは音楽が能弁に語るので、それほど困ることもなく海外での舞台を楽しんできたのですが・・・。正直このアーサー王には参りましたが、バロックの持つ現代性にも焦点を当てた優れた舞台だったのでしょう。豪華な歌手陣に加えてブランコに乗ったいたずらなフリーデルや演技の達者なキャストを揃え、目が離せませんでしたが、言葉の壁は厚く、私には未消化に終わってしまいました。


↓プログラム(表紙はフリ-デル)


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↓ゴージャスな衣装で登場のソプラノの二人は歌唱も美麗~♪

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 ザルツブルク音楽祭は3回目ですが、変わらず華やかで、最先端をゆくオペラの舞台。新人の活躍も目立つ2004年の夏でした。


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(8)スポレート~ボローニャ [2004夏ペーザロ、スポレート&ザルツブルク]

8/24(火)

 Spoleto→Terni(列車で約40分)

 テルニは結構大きな町ですが駅にはコインロッカーもありません。(i)は駅から1Kくらいですが、分かりにくく迷いました。ようやくたどり着きましたが、荷物預けは昼までとのこと。Ferentilloフェレンティッロ行のバスには間に合いません。バス停からも山道を含めて2Kは歩きますし荷物を持っては無理なので、仕方なく呼んでもらったタクシーで向かいました。

テルニからほぼ30分くらい走ったでしょうか、途中マルモレの滝が水しぶきを勢いよくあげているのを横目にどんどん山の中に入って行きました。ソレンネ山の麓、未舗装の山道を少し登ると車は行き止まり。ここからはすぐです。見学者は私のほかは一組だけでした。

↓サン・ピエトロ・イン・ヴァッレ修道院

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 聖堂はランゴバルトの時代に創設され、12世紀に建てなおされたという貴重な歴史を持っています。単廊式の内部は12世紀末や14世紀のジョット派のフレスコ画も含まれ、ランゴバルトの祭壇(8世紀)や12世紀の回廊への扉の側柱には鍵を持つ聖ぺトロの素朴な浮き彫り(これもランゴバルトの時代のもの)など。

↓この時購入した小冊子からスキャンしました。ランゴバルドの大理石の祭壇、前面の一部です。右下のうちわ?のようなもの(丸鑿)を手にした人物はこの祭壇の彫刻家ウルヌスとのこと

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↓プラン

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↓内部の写真は修道院が経営?の4☆ホテルのサイトから。訪問時には椅子は置いていなかったと思います。ホテルの結婚式用でしょう。

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↓『OMBRIE ROMANE』Zodiaqueの写真から

回廊からの扉口のレリーフと堂内

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2004年当時すでにホテル経営をしていて回廊も花で飾られていました。

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↓絵葉書

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 サン・ピエトロ・イン・ヴァッレを訪れた後はテルニに戻り、閉まる直前の(i)で荷物を受け取りいったん駅へ。駅にはロッカーがないのはわかっていましたが、仕方ありません。最後の手を使いました。駅員さんに頼み込んで事務室の片隅に荷物を預かってもらったのです。いつも成功するとは限らないのですが、この駅の方は親切で本当に助かりました。

荷物がないとのんびり目的の聖堂まで歩きます。途中13世紀に建てられたサン・フランチェスコ教会にも立ち寄り外観だけ見学。
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 テルニには他にも古い教会がありました。ここから10分ほどでようやくサン・サルヴァトーレ教会に辿りつきました。広場から少し階段を登ったところに建っています。

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テルニでは最古の建造物です。後陣の円堂は初期キリスト教時代に創建され、12世紀に増築。残念ながら内部は閉まっていて見学できませんでした。がっかりすると同時に急にお腹がすいてきました。食事をするには汽車の時間も迫ってきたので、あまり時間がありません。あわててタクシーを拾い駅まで戻り、構内のカフェで軽くランチ。
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時間以内に荷物を引き取る約束にも間に合いました。

乗り換えOrteの後ボローニャまでは待ち時間もあり、到着したのはもう夕方暮れかかっていました。駅前のホテルには1週間ぶりで戻りました。夕食は外に出る気力もなく、「せっかくのボローニャなのに・・・」と嘆きながらホテル内のレストランへ。でも意外に美味しくてにっこりでした。

 


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