(10)ミラノ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
6/30(木)
ロビー横の朝食室で美味しい朝ご飯をいただいて、観光に出かけました。ドゥオーモの近くからトラムに乗ってサンテウストルジョ聖堂へ。
☆ミラノのサンテウストルジョ聖堂 Saint Eustorgio di MilANO
7世紀と11~12世紀に造られた部分が残って残っているとのことで見学にいったのですが、改築や増築されたときに組み込まれて複雑な構造になっています。ファサードは19世紀にネオ・ロマネスク様式で造られたもの。
参観は左側の建物から入り、回廊を過ぎると礼拝堂がいくつかあります。中ではポルティナーリ礼拝堂が知られています。
☆ポルティナーリ礼拝堂(ルネッサンス初期の建築)
↓クーポラ
↓クーポラを支える美しい天使たち
↓絵葉書
↓殉教者聖ペテロの棺
途中地下に降りる階段があり、ローマ時代と初期キリスト教の墓地の遺構があるのですが、ロープが張られて見学時間が決められていて、断念しました。
またトラムでドゥオーモ近くまで戻り、回転ずしの看板にひかれて入ってみました。ネタはマグロと鮭くらいで、回ってくるのはギョーザとかシュウマイという?なお店。韓国人の経営のようでした。それでも久しぶりにお寿司らしきものを食べて、おなかも落ち着いた感じ。ホテルで午睡ののち、スカラ座へ。
♪~プッチーニ『ラ・ボエーム』@スカラ座20:00開演
指揮:NIKSA BAREZA 演出:FRANCO ZEFFIRELLI
ロドルフォ:Massimiliano Pisapia ショナール:Filippo Morace ブノア:Dominico Colaianni
ミミ:Hei Kyung Hono マルチェッロ:Vincenzo Taormina ムゼッタ:Laura Giordani
コリーネ:Paolo Battaglia アルチンドロ:Matteo Peirone
まるで映画を見ているかのようなゼッフィレッリの演出。スカラ座のボエームはプログラムをチェックしたところ、1963年からゼッフィレッリの演出を使っています。この2005年の舞台でなんと!19回目!!指揮者はカラヤンからカルロス・クライバーも振っていますし、ミミはフレーニ、コトルバス。ロドルフォはパバロッティ、カレーラスなど錚々たるメンバーです。でも今夜の舞台は指揮者をはじめ知らない人ばかり、ミミのヘイ・キョンさんだけは何処かで聴いたことがあるかも(映像だった?)。ですが、スカラ座で観るボエームはスペシャル版という想いで楽しめました。席は良いクラスのが手に入らなくて、バルコンの2列目だったのですが、最前列に座る人は来ないので、同じボックスにいた日本人の女性も一緒に前列へ移動。ラッキーでした。
↓プログラム 表紙の絵はピサロの『オペラ大通り』1898
帰りは11時近くになり、ホテルまでの夜道が心配でしたが、難なくホテルに戻れました。
(9)カリアリ~ミラノ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
6/29(水)
Cagliari10:35→Roma11:45/12:30→Milano13:40
Milano/Hotel Grand Duca di York3泊
カリアリ空港のショップでボッタルガ(からすみ)を購入。真空パックでも冷蔵品なので、このあとはホテルに着くたびにまず冷蔵庫に入れて、大事に扱いながら日本に持ち帰りました。
ミラノはリナーテ空港に到着。タクシーでホテルへ。ネットで見つけたホテルですが、場所がミラノスカラ座に近い(徒歩10~15分くらい)のとアンブロージァ美術館の隣なので閑静なのが決め手でした。
ただ内装は宿泊代のわりに簡素です。
↓ロマネスクの苦行?も終わり、ここで3泊してオペラも明日からなのでゆったり気分。
夕方になり街歩きついでに、ちょっぴりロマネスク様式の残る教会へ。とにかく人や車が多く喧騒のなかでは見学の気持ちも失せました。
☆ミラノのサン・バビラ教会 San Babila di Milano
教会の前の広場にはメトロの入り口階段も見えます。交通の要所?サルデーニャの人里から離れた教会を見た後では気の毒になるほどの立地です。サン・バビラ教会は11世紀に創建されたのですが、1853-1906年の間にネオ・ロマネスク様式に改造されました。
夕暮れに近く写真が暗いのでGoogle Earthからスキャンしました。
夕食もこの近くで済ませ、ホテルに戻りました。