(5)オリスターノ~サッサリ [2005年夏サルデーニャ・ロマネスクとオペラ]
6/25(土)Oristano7:56→Sassari10:34(列車)
Sassari/Hotel Leonardo Da Vinci 2泊
7時ごろレセプションでミニバーの精算をしようとしたら、朝食をとらなかったからとサービスしてくれました。少額でもその心遣いは嬉しいものです。
仕事熱心な運転手さんに名残惜しく?送られて、8時ころの列車に乗りオリスターノから島の北に位置するサッサリへ向かいました。車窓の風景は今までになく荒涼とした潅木の茂る地に変わってきました。
2時間半ほどでサッサリ駅に到着しました。ところがタクシーはいくら待っても現れず、キオスクのおじさんに訊いて、駅前のバスに乗りホテルへ。このバスはホテルのすぐ前に止まる循環バスなのでとても便利でした。
↓ホテル・レオナルド・ダ・ヴィンチ(名前は立派ですが3☆)
ホテルで休憩しましたが、昨日の疲れが残っていて、予定していたポルト・トッレスに行く元気が出ません。それでこの日はサンナ国立博物館やサッサリ大聖堂など市内の観光をして終わることにして、ホテルでのんびり過ごしました。
☆サンナ国立博物館
☆サンナ国立博物館
夏の間は昼休みが長く夜は8時くらいまで開いていますので、やや涼しくなった夕方からゆっくり見学しました。ここでも先史時代の遺跡、墓地そしてヌラーゲ文化部門は充実しています。ヌラーゲが初期キリスト教会に転用または影響を与えていくところに一番興味があったのですが・・・言葉の厚い壁に阻まれて、良く理解できませんでした。補記:ヌラーゲ文化はローマ人の征服により紀元前3世紀ごろに終焉。その後初期キリスト教が始まるのは本土より、やや遅い5世紀とみると、かなりの時間があります。そのため謎の部分が多く解明が進んでいないとのこと。
↓発掘により再現された初期キリスト教会のモデル
↓発掘されたヌラーゲの祭壇?
↓時代は不明ですが海の幸の床モザイク
近くのレストランで夕食。カラフで出てきた地元のワインはあまり美味しくはなかったけれど、アクワミネラーレより安い!ここから旧市街に入り、狭い路地をかなり歩き大聖堂へ。
見えてきたけれど何処から?道が複雑です。
↓ようやく大聖堂の広場に着きました
↓サッサリの大聖堂はオリジナルは12世紀のロマネスク様式だったのですが、15,6世紀にアラゴン風ゴシック様式に建て直されています。ファサードは17,8世紀に制作されたバロックの色濃いもの。
玄関中廊があります。
この日は土曜日とあって音楽隊がでたり、人々でにぎわっていました。夕涼みの若いお母さんが抱っこしている赤ちゃんが可愛くて「私の孫と同じくらいなの」といって(通じてない?)、ただ穏やかな笑顔を向ける美人ママとお姉ちゃんも一緒に撮影させていただきました。
↓帰り道、素敵な建物と思ったら劇場でした。
大きなイタリア広場に出ると、ホテルのあるローマ通りに通じています。やれやれ…無事に帰れました。レセプションで「チェックインの時預けていたパスポートを返してください「」というと違う名前のパスポートを渡されて、びっくり!オリスターノからの列車にも日本人らしき人を3人見かけたので、本土ほどではありませんがサルデーニャも人気のようです。