SSブログ

(4)パリ [2003春パリからベルリンへの旅]

4/11(金)


昨夜は飲みすぎたので朝は1時間遅く起床。食欲もなく地下の朝食室には行かないで、手持ちのフリーズドライのお粥と味噌汁を食べると、元気になりました。そして昨日に続いてルーヴル美術館へ。

昨日はクローズしていた中世美術部門(ロマネスクの彫刻を主に)の見学をしました。


DSCF0055.JPG


DSCF0054.JPG


DSCF0053.JPG


DSCF0052.JPG


DSCF0049.JPG


フランス各地の修道院や教会から集められた柱頭彫刻はそれぞれ素晴らしいものです。一番下の「女と龍」の小タンパン?の浮彫がこの時印象に残ったのですが、何日か後に同じテーマのものに出会うことになります。


ランチはカフェ・マルリーのピラミッドの見えるテーブルで、クラブサンドとロゼワイン。


DSCF0056.JPG


DSCF0057.JPG


昨日に続いて再びルーヴルの書店に寄り、悩んだ末zodiaque叢書を4冊購入して、日本まで送ってもらう手続きをしました。建築専門書の棚の隅に並んでいたのに気が付いて、この時購入しておいて、結局は正解でした。24€の定価で購入できたのはこれが最後だったかも知れません。


ホテルに戻り近くのコインランドリーへ。使い方がわからなくてまごまごしていましたら、親切な方が教えてくれて、1時間後には無事終了。洗濯機が回っている間は隣のカフェでお茶して待機。ホテルに戻って1時間ほど仮眠の後、オペラ・バスティーユへ。


♪チャイコフスキー『エウゲ二・オネーギン』19:30開演

指揮:Vladimir Jurowski 演出:Willy Decker オーケストラ:Opera National de Paris

MADAM LARINA:Alexandrina Mitcheva TATIANAOlga Guryakova
OLGA
Marina Domachenko FILIPIEVNAIlina Tchistiakova EUGENE ONEGUINEVladimir Chernov LENSKIPiotr Beczala LE PRINCE GREMINEGleb Nikolsky MONSIEUR TRIQUETMichel Senechal

高校生のときチャイコフスキーでクラシックに目覚めたわりにあまり熱心ではなかったのですが、このオペラを1度オペラ講座で聴いてから、またチャイコフスキー贔屓になりました。(笑)
このオペラもパリ滞在中に観られるとあって、嬉しくてホクホクしながらバスチーユへ。

指揮のJurowski は初めて聞く指揮者でしたが、見事な演奏でした。野生的な風貌も素敵な方です。すでにグラインドボーン音楽祭でも振っていて、これからの活躍を大いに期待されます。
ロシアの哀調を帯びた美しいメロディ、流麗なダンス曲など息つく暇もないドラマティックな展開に、心奪われました。
歌手陣はタイトルロールのキーンリーサイドがキャンセル(またか~涙)でチェルノフ。やや弱かったけれど健闘していましたし、ほかは大好きなGuryakovaをはじめ、ほぼ完璧といっていい演奏。LENSKIの Beczalaはデビューしたばかりの期待のテノール。死を前にしたアリア「クダ クダ~」は絶品でした。
演出も場面展開がスムーズで、感情移入しやすく、衣装も洗練されていて、うっとり。

↓プログラム

img141.jpg

 

 

参考映像:チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』

収録:1994年7月 グラインドボーン・フェスティバル・オペラ


タティアナ:エレーナ・プロキナ
エフゲニー・オネーギン:ヴォイチェフ・ドラヴォヴィツ
レンスキー:マーティン・トンプソン
オリガ:ルイーゼ・ウィンター

指揮:アンドリュー・デイヴィス
ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
演出:グレアム・ヴィック

 

51M8ccVALcL.jpg

 

参考CD:TCHAIKOVSKY『EUGENE ONEGIN』1993年収録

 指揮:SEMYON BYCHKOV  オーケストラ:パリ管弦楽団

Tatyana:Nuccia Focile  Olga:Olga Borodina   Onegin:Dmitri Hvorostovsky Lensky:Neil Shicoff  Prince Gremin:Alexander Anisimov

 

img142.jpg

 

 

席のシニアの女性はロンドンからのDomachenkoの追っかけの方。ロンドンはチケットが高価なので、パリはいいわ~とのこと。ロンドンにはいつ行けるかしら・・・。

 Kさんとは4人置いて同列の席になり、休憩も一緒に楽しくおしゃべり。終演後もバスティーユ広場に近い有名店Bofignerで生カキや豚の足など美味しくいただいて、またもや1時過ぎまで夜遊び。この夜は週末のうえイースター休暇に入ったところで夜中でも人通りも多く、危ない感じも全くなくのんびり宿に戻りました。

 




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。