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(6)オストゥー二~ブリンデシ~レッチェ [2002 秋プーリア・ロマネスクの旅]

10/8(火)オストゥー二10:52→ブリンデシ11:15/16:12→レッチェ16:44


レッチェ/パトレア パレス ホテル2泊


 朝日に輝く白い街の麓は樹齢千年といわれる見事なオリーブ畑が広がっています。昨日は閉まっていたオリーブ工場の直売所が開いていたので、一番小さな瓶入りのバージンオイルを購入。(3EUR)オストゥー二駅まではタクシーで移動10EURくらいでした。そして、列車でブリンディシに向かいました。

困ったことにブリンディシ駅の荷物預かりは廃業?していて、コインロッカーもありません。昨年の9.11テロ以来荷物のセキュリティーがどこも厳しくなっています。個人で旅するのは難しくなってきたことを痛感(とはいえ辞める気はさらさらありませんが 汗)。Informationも港の近くまで行かないとないというので諦めて、ここもタクシーで回ることになりました。港にはイタリア海軍の船が並んでいるのを遠く見ながら、郊外のサンタ・マリア・デル・カサーレ教会へ。飛行場近くの殺風景な平地にポツンと建っています。ここもデジカメのカードを失くしてしまったので、Google Earthから。

 

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☆サンタ・マリア・デル・カサーレ教会Santa Maria del Casale

この教会は13世紀末に建てられたロマネスク=ゴシック様式のもの。内部の14世紀の壁画が残っているので、ロマネスクの教会というより壁画が目的で立ち寄りました。ところが扉は固く閉まっていて、張り紙には内部は10/115まで修復中と書かれています。カラフルな外観だけ目にとどめて市内に戻り、サン・ジョバンニ・アル・セポルクロ教会へ。

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☆サン・ジョバンニ・アル・セポルクロ教会San Giovanni al Sepolcro

聖地から帰還した聖堂騎士団によってロマネスク期(11~12世紀)に創建された聖堂。扉口にライオンが支える柱廊式の小玄関。参考書ではやや変形の集中式プラン、8本の円柱と周歩廊↓

 

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 ここは内部は修復中との情報を事前に得ていたのですが、路地の奥にあり静かで、足場もなく工事している気配はありません。鍵はかかっていたのですが扉の隙間からカメラをさし込んで内部を撮影。イギリス人らしいカップルも閉まっているのでがっかりですねと話していると、すぐ隣りの家からおばさんが出てきて、ブツブツ怒りながら、扉を少しも開かないようにがっちり閉めてしまいました。遠くからきたのだから見学したいと頼んだのですが、無理でした。。。この後はドゥオーモを見学

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 ドゥオーモはロマネスク期の創建ですが、ファサードは18世紀に改築されています。内部の床モザイクを見学後、駅に戻りました。距離も時間も短いのにタクシー代60EUR・・・ここはぼられたみたい。駅のBARで軽食のランチを済ませ、レッチェ行きに乗車。

 

レッチェのホテルはサンタ・クローチェ聖堂の近く、着いたときは気が付かなかったのですが、夕刻外出のときホテルをでると目の前に西日に輝く壮麗なファサードが見え驚きました。

 

↓レッチェのサンタ・クローチェ聖堂(ホテルの方向から&夜景)Google Earthより

 

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↓サンタ・クローチェ教会(絵葉書)

 

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バロックはあまり好きではないのですが、サンタ・クローチェは別格です。大迫力、渾身の傑作、ただただ恐れ入りまするって感じ。ここを観ただけで感動しつつも疲労感が増しました。

 

 ホテルは昨年ペルージアで泊まったホテルと同じリーディングホテル・グループ、高級感のある内装が贅沢な気分です。レッチェはなかなか洒落た街、BARやショップも都会的な店が多くサンタ・クローチェ見学後は付近を散策。ここの名産のお人形の工房カルタペスタ兼ショップがあったので自分へのスーベニールを購入。カルタペスタではないのですが、おばあさんになったら旅もできなくなるし、編み物でもしようかと思って。でも、体型だけは似たくなかったのですが。。。近づきつつあります【汗)。

 

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 帰途、ホテルの前にある書店で偶然オートラントのモザイクの教会の本を見つけ、時間もなんとかなりそうですし、レッチェはバロックばかりであまり興味はかきたてられないので、オートラントに行ってみたくなったのです。書店のマダムが「オートラントはぜひ行ってらっしゃい」と強力なご推薦。そのうえ行き方はここで尋ねてねと2~3軒隣の旅行代理店へ連れて行ってくれたのです。若い女性の社員が親切に列車の時刻、乗り換えなど調べてくれました。

それやこれやで暗くなるまであちこち歩いて疲れてしまい夕食はルーム・サービス。前菜はスモークサーモン、スパッゲティボンゴレ。味はまあまあ★★久しぶりにバスタブに浸かってのんびり。

 


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