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2001年夏の旅(9)フィレンツェ~マチェラータ [2001夏イタリア美術とオペラの旅]

8/4(土)
フィレンツェ1013→ボローニァ着1110/1132〜アンコーナ13442時間遅れで1600頃到着)・・・タクシーでマチェラータへ。

マチェラータ/ホテル・クラウディアーニ4泊

 今日は順調にいっても4~5時間はかかる列車移動の日です。ところが週末のアドリア海沿岸への海水浴客が殺到して、大変な混雑でした。日本からこの列車で合流するはずのオペラ仲間とは列車内では会えません。やはり、スーツケースをフィレンツェに置いてきて4泊分のキャリーケースで来たのは正解でした。 なにしろギューギュー詰め、トイレにまでお客さんが・・・。私も必死で、なんとか積み残されずに済み、デッキですが腰を下ろすことができました。せっかく日本から予約してきたファーストクラスの座席指定券も、そこにたどり着けないのですから、パー(涙)。そしてようやくアンコーナの駅に到着しました。ホームに降り立って友人たちを探しましたが、誰もいません。。。ミラノ始発から乗っているはずですが。。。

適当なバスもなく、タクシー乗り場へ。アンコーナの駅からしばらく走ると、前にもタクシーが走っていて、車の窓に友人らしい姿が見えました。ホテルに着いて訊いたところ、間違えてひとつ前の駅で降りてしまったとか・・・8人もいて?前日日本からの長旅で余程お疲れだったようです。タクシー料金は私独りで1万円ほど払いましたので、顔で笑っても心の中ではドジなんだからと不機嫌。

 

 マチェラータの夏の音楽祭は私は初めてでしたが、オペラ仲間たちは2回目です。大層素敵な街の野外でのオペラ鑑賞の話は常々聞いていましたので、すごく楽しみでした。そのうえ、近辺の町や村には追っかけの画家カルロ・クリヴェッリの祭壇画がいくつか残っているのです。

 

 ホテルの部屋はツインで広く、バスタブつき。やれやれとひと休み後、ロビーに集合して今夜のオペラの前に腹ごしらえ。オペラ会場になっているスフェリステリオ(19世紀の野外球技場)の近くのカフェで。

 

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 いったんホテルに戻り、着替えてから21:30開演のオペラへ。

 

♪ベッリーニ『ノルマ』

 

指揮:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ 演出:ダニエル・アバド

ポリオーネ:ファリンコ・ファリーナ オロヴェルゾ:アンドラ・パピ
ノルマ:シルヴィ・ヴァーレル アダルジーザ:マリアーナ・ペントチェーヴァ

 昼間の40度近かった猛暑も去って、とても気持ちの良い宵でした。夕闇が迫るころの群青色の空の綺麗なこと!丘の町マチェラータは細い階段の通路があり、そこをカタカタとサンダルの靴音を響かせながら、降りて行きました。


さて肝心の『ノルマ』です。球技場として造られたこの会場は奥行きはあまりないのですが、間口が左右に拡がり、なかなかダイナミックな見せ場を観ることができます。

ヴァーレルは映像の『アイーダ』で観たことがあり、美人で歌も素晴らしかったので、期待は大きかったのですが・・・予習で聴いたカラスのアリアが耳に残っていて、ヴァーレルには不満足。昼間の移動で疲れていたこともあり、ボーッと観ていたのでしょう。あまり記憶に残っていないのです。残念。

↓席は3夜とも前列の中央付近でした。

 

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終演後はみんな揃ってお楽しみの夜食。昨年に来店して、リーダーのO先生の顔なじみになったトラットリアで、乾杯~。就寝は当然午前2時過ぎになりました。


 参考映像:ベッリーニ「ノルマ」


ポリオーネ・・・ロス・スティーブス(テノール)オルヴェーゾ・・・・・・・クリフオード・グラント(バス)ノルマ…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)アダルジーザ・・・マルグレータ・エレキンス(メゾ・ソプラノ)クロティルデ・・・・・・・エテラ・ピハ(メゾ・ソプラノ)フラーヴィオ・・・・・・トレヴァー・ブラウン(テノール)シドニーオペラ管弦楽団指揮:リチャード・ボニング演出:サンドロ・セクイ合唱指揮:ペーター・シーモア制作:1978年 8月1日 シドニーオペラハウス

 2001.6道新教室にて。


参考CD:

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