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2000年春の旅(10) リヨン~パリ [2000春ブルゴーニュ・ロマネスクの旅]

4/21(金)リヨン~パリ

 2泊したリヨンともお別れです。正午のチェックアウトの時間まで、部屋に荷物を置いたまま織物と装飾美術館の見学をしました。ホテルから2ブロックほどの近さです。

 ☆織物装飾美術館(初)

 リヨンは古くから絹織物が盛んでした。織物美術館は、2000年の織物の歴史(世界で最大級のコレクション)を展示しています。前日の美術館で観たリヨン派の花の絵のような華麗な織物、古代エジプトの裂地、ペルシャの絨毯など。日本の打掛など江戸時代の着物ももちろん展示されていました。

↓ 装飾美術館の前庭

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↓エジプト・コプトの織物(2~3世紀)

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↓花柄の壁紙のデッサン(1786~87)ヴェルサイユ宮殿のマリーアントワネット妃の居室のために製作されたもの。

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 ホテルで少し休憩したのち、リヨンパール・デュー駅へ。この日は週末だったこともあり駅構内は大混雑でした。まだ切符の自販機も完備されていない頃でしたので、行列に並びようやくパリ行きの切符を買うことができました。日本の新幹線と同じくらいの金額(プルミエクラスで600fくらい)でした。車両はがらあきで、車内はビジネスマンらしい人が多く、パソコンをしている人も(このころは少し珍しかったみたい)。ブッフェカーで買ってきたサンドイッチでランチにしました。日本の駅弁が懐かしい~と、ほとんど残すほどの不味さ。車窓の眺めは黄色い菜の花が絨毯を敷き詰めたように広がって綺麗。美しいフランスの田舎の風景にパリに戻るのが嬉しいような、惜しいような・・・「パリに戻ったら寿司屋に行きましょっと」

 パリリヨン駅に到着。久しぶりのパリのホテルに戻りました。レセプションのお兄さんが次はここと案内してくれたのは前のときと違う1階の部屋。ロビーの近くなので出入りする人たちの声も聞こえてがっかり。車の騒音かなりするので、部屋を変えてほしいと頼みましたが、今はイースターの休暇期間なので満室だからとのこと、がっかりでした。

 夕食のためバスでサン・ジェルマン・デ・プレへ。サン・シュルピス教会の前で降りて、教会の見学をしました。ここは2度目ですが、ドラクロアの「ヤコブと天使の闘い」を再見したかったのです。今回はどういうわけか照明が壊れていて、電気が点きません。すでに日暮れですから諦めて、近くの行きつけの寿司屋へ。日本人の男性カップル、ご主人が握り、相棒がサービス係で、いつも繁盛しています。ビール、魚介と海藻の酢の物、握り数貫でお腹がいっぱい。「美味しい~!」というと嬉しそうなご主人。日本の新聞をもらって帰りました。今度はいつ来られるかしら・・・。


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