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2000年春の旅(7) ボーヌ [2000春ブルゴーニュ・ロマネスクの旅]

4/18(火)

 道路側に面した部屋でしたが、車の騒音はあまり気にならなくて幸いでした。朝食は果物や生絞りのオレンジジュースなど充実。サービス係も笑顔を絶やさず良い感じ。昨日泊まっていた日本人客はもう見かけませんでした。

9時半ごろインフォに行き、14:30からのワイナリ―見学のバスツアーを予約しました。その後は向かいに建つオテル・デューの見学です。

↓ 再訪問のオスピス・オテル・デューの中庭

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↓ 施療院の病室 突き当りにチャペルが設けられています。

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☆ロヒール・ファン・デル・ウェイデン「最後の審判の祭壇画」1442~51 オテル・デュー/ボーヌ(絵葉書)

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Hotel Dieu de Beaune(1443)の一室に飾られているこの祭壇画はもとは施療院の病室の奥に設置された祭壇に飾られていたようです。色瓦の美しいフランス・ゴシック(フランボワイヤン)様式の建物はブルゴーニュ王国の宰相ロランによって建立されました。その歴史の展示室や上記の病室、台所などが見学ルートになっています

いったん中庭にでますが、ここで帰ってはいけません。目立たない表示があり、小さな美術館になっています。部屋に入りますと、すぐ目に飛び込んでくるのが、この「最後の審判の祭壇画」です。大きな拡大鏡が秤を手にするサン・ミッシェルの厳しい目を写し、思わずたじたじ(笑)ひるみました。ウェイデン前半生の集大成的傑作です。この祭壇画の前にたつと美術館に移されなくてよかったと、天に感謝したい気持ちになりました。病に倒れ死を目前にした患者さんの目に映った魂の計測はただただ祈りのみによって救われる天国への入り口だったことでしょう。

↓ 次はノートルダム教会へ。

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堂内はタぺスリーが飾られ、ロマネスクの雰囲気はあまり感じられませんでした。

↓後陣へ回ってみました。こちらのほうがロマネスクらしいところが残っていて、屋根の上のランタンも珍しい。

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果物やお惣菜を買って部屋食のランチと休憩。近くの公衆電話から留守宅に電話をすると、次女が丁度勤め先から帰宅していて、ボーヌの話などをしました。夫も元気とのことで安堵。

時間になり、ワインツアーに出発です。7~8人の参加者のうち日本人は私を含めて3名。二人はロンドンに語学研修に来ていて観光に来られた若い女性たちでした。

↓ ボーヌの南方面のコート・ドールを回りました。マイクロバスなので揺れて写真はピンボケです。

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超有名なロマネ・コンティの畑に寄って記念撮影したあとは、とある農家の庭先から入った地下のワイン倉庫に行き、ここで名もない(笑)ワインを試飲。車でボーヌまで来られた方たちはダースで購入されていました。もう少し小奇麗なところだと思ったわと日本人3人はブツブツ文句でした。4月なのでまだ葡萄畑も緑の葉も茂っていませんから、寂しい感じでした。

 ボーヌに戻り次女と来たことのあるワインショップに寄ってみました。マダムはまだ健在でしたが、あのときお手伝いしていた娘さんの姿はなく、お客さんの姿もなく、ひっそり・・・今回は前回のように持って帰ることもできないので、6本を船便で送ってもらいました(送料込みで2200f)。札幌の自宅に届くまで韓国経由で1か月かかりました。直接持って帰った時のほうが美味しかったのは、当然なのでしょうね。

夕食は昨夜閉まっていたホテル内のレストランへ。↓ ホテルの中庭の見えるテーブルでした。ライラックも咲き始めて、急に春が訪れたようなブルゴーニュでした。

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 ア・ラ・カルトで前菜に生のフォゴラを炙ったものに焼き林檎の付け合せ。メインは赤鯛のグリル、お腹いっぱいになってデザートはパス。夜1時半頃隣室がうるさくて目が覚めました。それからなかなか寝付けなくなって、睡眠導入剤を半分飲んでようやく眠れました。


タグ:ボーヌ
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