(4)パリ [2004秋ブリュッセルからフィレンツエへの旅]
10/17(日)
このホテルの朝ごはんはあまり美味しくないので、近所のカフェでパン・コーヒー、オレンジの生絞りジュースで済ませました。ホテルのより安くて美味しいのです。向かいに八百屋さんがあり葡萄やリンゴを買いました。少量なので「これだけ?」みたいなこと言って驚いていましたが・・・。コインランドリーも近く、洗濯をしたりで、行ったり来たり。遅めのランチは近くの小さな広場に面したお店で済ませ、休憩後シャトレ座へ。
♪~オッフェンバック『La Grande Duchesse de Gerolsteinジェロルスタン女大公殿下』@シャトレ座16:00開演
指揮:マルク・ミンコフスキ 演出:ローラン・ペリー
オーケストラ:レ・ミュージシャン デゥ ルーブル グルノーブル(MDLG)
女大公殿下:フリシティ・ロット ワンダ:サンドリーヌ・ピオ
フリッツ:ヤン・ブゥロン ピユック男爵:フランク・ルグリネル パウル殿下:エリック・ウシェ
ブン大将:フランソワ ル ルー
幕が開くと舞台には大勢の酔っぱらって倒れた兵士たち…それがいきなり軽やかなメロディーに合わせて立ち上がり踊り出します。村娘のワンダのピオが登場すると耳も目も全開状態になりました。そして、あの優雅なロットのコメディアンヌぶりにも大興奮!これほど楽しいパロディックな舞台は初めてです。初演は1867年で軍国主義を風刺したオペレッタとのこと。ペリーの演出が活き活きした軽やかな音楽に合わせたもので、ユーモアセンス満載。ロットの酒飲み(ほぼアル中?)でも気品のある色っぽい演技は出色でした。数年前にパリで観たマルシャリンとは正反対の演技に唖然。初演当時はパリでも人気だったそうですし、日本でも浅草で「ブン大将」という名で親しまれたオペレッタです。庶民が平和を愛していても軍国主義の政治に巻き込まれてしまうと、後戻りできないもの。。。笑いの中にいろいろな想いもありました。ミンコフスキの指揮は躍動感のあるフレッシュな感覚にあふれていて、ますます大ファンになりました。パリのシャトレ座でフランスの香り高い舞台に接した幸せ~♪るんるんメトロに乗らず歩いてホテルに戻りました。
↓プログラム
↓舞台写真
参考CD:Offenbach『La Grande Duchesse de Gerolstein』
予習用に購入したものですが、行方不明で捜索中です。
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