(10)マルセイユ~ザルツブルク [2003夏南仏とザルツブルクの旅]
7/31(木)マルセイユ10:50→パリCDG12:20/14:50→ザルツブルク16:30
ザルツブルク/Hotel Radisson SAS 5泊
朝早い出発なので、独りで朝食を済ませました。ここのホテルの朝食もオレンジを自分で絞って作るジュースや好みの茹で加減ができる卵など、簡素ながら満足できました。8時頃、娘より先にチェックアウト。別れの時はさすがに淋しい気持ちになりましたが、秋には結婚の支度などのヘルプのため、ロスアンゼルスに押し掛けるつもりなので、それまで元気でね~!と笑顔でさようなら。
ホテルからマルセイユ空港までタクシー(50€)。マルセイユはタクシー代が高いです。パリからは直行便でザルツブルクに飛びました。2回目のザルツブルクは6年ぶりでした。初回はツアーでしたので、今回はうっかりホテルを予約するのが遅れて、ハイクラスのラディソンしか空いてなく、予算オーバー・・・。
さて、ザルツは今にも雨が降り出しそうなダークグレイの曇り空。気温も23度くらいで南仏に比べるとかなり涼しく、安堵。ホテルの部屋は5☆だけあって、素敵です。
↓部屋からは中庭と
↓左にザルツブルクの旧市街を流れる川が見えます
移動で疲れたので、夜のオペラはコンサート形式ですし居眠りの心配が・・・。水色のワンピースとジャケットのアンサンブルで行きましたが、コンサート形式であってもドレスアップしたご婦人たちが多いのは、さすがザルツです。
♪~R・シュトラウス『エジプトのヘレナ』(演奏会形式)19:00開演@フェルゼンライトシューレ
指揮:ファビオ・ルイージ オーケストラ&コーラス/ドレスデン歌劇場管弦楽団&合唱団
ヘレナ:デヴォラ・ボイト メネラス:アルベルト・ボンネマ ヘルミオーネ:マルティナ・ヤンコーヴァ アイテラ:へレン・ドナウ アルタイル:ファルク・ストラックマン ド・ウド:クレジミール・スパイサー
R・シュトラウスはこうこなくっちゃ~と大満足。色彩感のある素晴らしい演奏でした。スイスロマンド管が札幌で公演したときのルイージが好印象でしたから、期待感いっぱいでしたが、まさしくお見事!なシュトラウスでした。ヘレナを歌ったデヴォラ・ボイトも、これ以上のヘレナを歌えるソプラノはいないでしょう。艶やかさと気品にあふれた声がフェルゼンライトシューレのホールに響き、陶然となりました。トロイ戦争の後、ヘレネは夫メネラスとともにエジプトに戻りますが、裏切った妻ヘレネを許すことのできない、苦悩の夫。ギリシア神話に名を借りた夫婦の葛藤物語…といえば『インテルメッツオ』を思い出しますね。めったに上映されないオペラですが、指揮のF・ルイージとD・ヴォイトの素晴らしいパフォーマンスのおかげで、ザルツブルグでの第一夜は満ち足りた想いのうちに、終わりました。席は9列目左側190€。↓プログラム
幕間にカナッペなどいただいたので、夜食は持参のカップうどん、ビール、おつまみのおかき。
予習のために探した音源は下の古い録音のものしか、手に入りませんでした。
参考CD:R・シュトラウス『エジプトのヘレナ DIE AGYPTIDCHE HELENA』
参考CD:R・シュトラウス『エジプトのヘレナ DIE AGYPTIDCHE HELENA』
指揮:JOSEPH KEILBERTH オーケストラ&コーラス/バイエルン歌劇場管弦楽団&合唱団
ヘレナ:Leonie Rysanek メラネス:Bernd Aldenhoff アイテラ:Annelies Kupper
アルテール:Hermann Uhde ダ・ウド:Richard Holm
1956年8月10日収録 バイエルン歌劇場ライブ盤/1996年ORFEOにて再録
タグ:ザルツブルク夏の音楽祭
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