2000年夏の旅(10)サンクトペテルブルグ [2000夏ロシア・ヴォルガの船旅]
7/13(木)
船はネヴァ河に入りサンクトペテルブルグの市街地の郊外に停泊しました。朝食の後は早速ツアーバスに乗って市内見学をしました。
まずはエルミタージュ冬の宮殿(美術館)の対岸にあるペトロパヴロフスク要塞からその眺めを楽しみました。朝は生憎の雨模様でしたが、次第に晴れてきました。
↓円柱の立つペトロパヴロフスク要塞
↓聖イサク寺院
↓聖イサク寺院の前の広場
↓ニコライ1世の像の広場
↓「青銅の騎士像」
↓上の像のあるデカブリスト広場
↓血の上の教会/1881年にアレクサンドル2世が暗殺された場所に造られた教会。一見カラフルで美しいだけに、この悲惨な事実やこのあとのロシアの血塗られた歴史がなおさらに恐ろしく思えました。
↓●国立ロシア美術館(ミハイロフスキー宮殿)
ミハイロフスキー宮殿は、19世紀初頭におけるロシア新古典主義建築の傑作です。
↓階段室にエカテリーナ女帝の像
ここロシア美術館はイコンと現代美術のコレクションが充実しています。カメラOKでした。
↓ここのイコン・コレクションのなかでもぴかイチの傑作。
↓ 閉まっている部屋もあり残念。
レーピン Repin(1844~1930)ロシア・リアリズムの画家。19世紀後半に数々の名画を制作。風俗画の分野では当時のロシア社会の矛盾に満ちた現実を見つめた大作を描いた。歴史画、肖像画にもすぐれた作品が多い。
↓レーピン「創立100周年記念日1991年5月7日の国家評議会の記念祝典」
レーピンは傑作揃いで、下の「サトコ」のほか一時小樽にも貸し出されていた「ヴォルガの舟曳き」などに再会。
そのほかマレヴィチの「牛とヴァイオリン」「赤い正方形」など多数。
モスクワでトレチャコフ美術館に行かれなかったのは心残りでしたが、ここのコレクションもなかなか素晴らしかったので、納得のサンクトペテルブルグ初日の観光でした。
船での夕食の後は再度市街に行き、マリインスキー劇場でバレエ「ラ・シルフィード」を観ました(希望者のみ)。マリインスキー・バレエはさすがに水準の高い公演でしたが、ここではやはり、ゲルギエフの指揮するオペラが見たかったです。
劇場はやや古びてはいましたが、グリーンに塗られた外観が素敵でした。この夜は中国からの団体客が多く、踊っていてもかまわずフラッシュをたいて写真は撮るわ、変なところで拍手はするわでめちゃくちゃな人たちでした。Bさんご夫妻と憤慨しながら船に戻りました。
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